ザ・逆流リサーチャーズ スペシャル

モーサテ初心者の皆さんへ



モーサテを見て、「なんだか難しそうな番組だなあ」と思いますよね。確かにその通りです。
放送の中で、なるべく多くの人に分かるよう表現を工夫していますが、短い時間の中では十分ではありません。

そこで「モーサテ初心者」向けに、経済指標や注目ポイントを解説していきます。
世界不況の真っ只中で、米国経済について知ることが、きっと役に立つと私は信じています。

経済の専門家も言っていますよね。日本経済を左右するのは、「米国経済」と。
「最初は分からなかったけれど、続けて見ているうちに経済が分かるようになってきました」と番組へのお便りをもらいました。
継続は力です。毎日、モーサテを見て、不況に負けない「知力」を養って欲しいと思っています。


プロデューサー 鈴木宏昭

タイトル

なぜ日本の銀行や証券会社が増資を急ぐのでしょうか

2009.11.17

 今年に入って、銀行や証券会社の増資が相次いでいます。増資とは、新たに株を発行して投資家に販売し、お金を集めることです。株で集めたお金は借りたお金と違って返済する必要がありません。
 メガバンクと呼ばれる大きな銀行グループの1つである、三菱UFJフィナンシャルグループが1兆円規模の増資を検討。他のメガバンク、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループもそれぞれ増資しています。また証券最大手の野村ホールディングスも多額の増資を行いました。増資すると株式の数が増えてしまうため、増資を発表した後に株価が下落するケースも度々起こります。では株価が下がってしまうかもしれないのに、なぜ増資をするのでしょうか。去年のリーマンショック以来「銀行や証券会社の経営がしっかりしているのか監視しなければならない」との見方が世界中に広がりました。世界各国の首脳が集まった「金融サミット」では、銀行や証券会社の経営がしっかしているか判断する上で、株で集めたお金=自己資本の額を重視する方向で話が進んでいます。こうした国際的な流れを背景に、日本の銀行や証券会社も増資に踏み切っているのです。

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