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CHAPTER 34. 「なまえのあるかいぶつ」


果たして、我々は、
トンでもない怪物を
目覚めさせたのかもしれなかった。
むくむくと、その怪物は育っていった。

……それは、「嶋政宏」という男の体内で。

そして、
かいぶつは……
ついに、
自分のなまえを手に入れた。


「一個の怪物が欧州を徘徊している、
            共産主義という怪物が……」

               〜マルクス 『共産党宣言』〜

果たして……今宵。

一個の怪物が健全なる深夜の時間に誕生した、
            プログレを愛する怪物が…。


そのかいぶつのなまえは……スターレス嶋。

あぁ……
およそ「ヘビメタさん」から「ROCK FUJIYAMA」に続く、
壮大な大河ドラマには、これまでも個性的な登場人物たちが
艶やかな歴史を紡いできたのだった。
しかし、その強烈な面々の中でさえ、
他者を寄せ付けぬほど圧倒的な存在感を放つ怪物。
それが、スターレス嶋なのだった。

……あぁ、いいともさ。誰もツッ込まないのなら、
私がツッ込もうじゃないか!
スターレスの黒く光る、その爪を! 君は見たか!
……彼の本気を感じずにいられないじゃないか。

スターレス嶋は……
フジヤマを「好き好き大好き超愛している」んだよ……きっと。

その日、
スタジオに入るなり、スターレス。

「いや〜、また呼んで頂いて、こんっなに嬉しいことはないです」

「いや〜、スタジオの雰囲気がいいですね、ロックな雰囲気が。
 このスモーク具合、最高ですよ」


あぁ、
そんなお言葉。
番組に出演して以来、
「感動をおぼえる毎日」
「仕事が思うようにできるようになりました」

というのだから、前回の出演は本当に大きな出来事だったらしい。

それを裏付けるわけではないけど、
ギョーカイ的にもかなり反響を呼んで、

「あんなに活き活きした嶋政宏を見た事が無い」
と、ある新聞にも掲載されたほどだった。

キングクリムゾン「レッド」に、
「最近も何も、生まれた時から」
ガツーンと来ているスターレスを迎えて、
今宵のフジヤマは幕を開けたのだった。

アイアン・メイデンのTシャツで登場、
スターレス嶋!


【Shop Fujiyama】

いらっしゃいませ! 
『ショップ・フジヤマ』ロスアンゼルス店へ!
忙しくてミュージックストアにも行けない、ロックスターのお客様に、
お気に召すであろう新作のDVDを厳選しオススメする、コーナーなのだ。

いやはや、
改めて、聞きたい。
君たちは、これほどまでに活き活きとした嶋を、
見た事があったか?

常軌を逸する程に、ノリノリの嶋を見た事があったか?

……断言する。私は、ない。

最近じゃぁ、
キングクリムゾンのベスト盤。
そのライナーを頼まれたというスターレス嶋。
それもこれも、フジヤマのおかげと言ってくれるから
嬉しいじゃないか。

ペンネームは、もちろんスターレス嶋。
11月22日発売のソレ。是非とも、
スターレス嶋の仕事を確認しようじゃないか! 我らで。


というわけで、

Bruford   DVD:「Rock Goes To College」   ♪Sample and Hold

いまだ、スタジオにいたアンドリューに、
軽い感動を覚えつつ、
スターレスの尽きぬ愛を感じる今回であった。

アラン・ホールズワースの「激テクニック」ぶりを
語る嶋。

果たして、彼のライブを、
ジェイソン・ベッカーと二人で見に行ったというマーティだった。

……そうか。
私は………………とても、感慨深い。

さて、続いては
Rush DVD:「Replay X3 」 ♪The Spirit Of Radio

「最初にはじめて覚えたのがラッシュのマニアックな曲でした」
マーティは弾き始めた。
「簡単な曲なのですが……」
「ラッシュにしてはシンプルですね」
と鮎貝。
「そうですね、どうしてですか?」とマーティ。

果たして、スターレス嶋は当然の如く答えた。
「そこに、何か、隠されているんじゃないんですかね?」と。

「あぁ! そーゆー風に聞くんですね」と鮎貝。
しかし、
……それは愚問であった。
嶋にとって、愚問以外の何ものでもなかったのだ。

「当たり前ですよー。クリムゾンだって、
レッドのジョン・ウェットンのベースが、あんな簡単なはずない! って、
聞き込むんじゃないですか」
……と。

あぁ、プログレ・モンスターの、
並外れた愛に………打ち震える今夜なのだった。

今回もプログレを熱く語る、
スターレス嶋!
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テレビ東京