観光列車王国! JR九州の苦難と躍進に迫る:カンブリア宮殿

2018.03.01

日本の経済を支える経営者や政財界人などをスタジオに招き、村上龍、小池栄子と濃密な会話を繰り広げる「カンブリア宮殿」(毎週木曜夜10時~)。31日(木)の放送では、夢の観光列車をはじめ、多角的経営で大躍進を続ける「九州旅客鉄道株式会社」の唐池恒二代表取締役会長を招き、他のJR各社にはない画期的な試みや、今後の展望などを解き明かす。

●「ななつ星in九州」の予約受付は、競争率約20倍!

おもてなしの心を大切に...。行き届いた接客サービスと、お客を心から楽しませる企画・演出で、信頼される旅のパートナーとして絶大な指示を受けるJR九州。特に、新幹線や特急に関する力の入れ方は他社と比べて大きく異なり、予約が取れない人気の観光列車を多く展開している。景色を楽しむ窓際の座席、ホームまで見送りに来てくれる地元の市民、シートから天井まで緑の木々でいっぱいの座席、客室乗務員の制服を着ての記念写真など、マニュアルにはないお客に寄り添うサービスを提供。JR九州の業は、絶好調で7年連続増収を続けている。


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博多駅と大分の温泉地・由布院駅を結ぶ、鮮やかなグリーン色のゆふいんの森」。JR九州の観光列車ブームに火をつけた列車だ。「ゆふいんの森」開通は、かつてひなびた湯治場に過ぎなかった由布院が人気の観光スポットへと生まれ変わるきっかけになった

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観光列車の中でも極めつけが、九州をグルリと回る日本初の周遊型寝台列車「ななつ星in九州」。半年ごとの予約受付は、競争率が20倍前後になる大人気列車だ。

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匠の技がぎっしりと詰まった美術館さながらの車内には、ひのき風呂やシャワールームも完備。最後尾車両のラウンジカーも見事! 食事は毎食、九州を代表する店の料理が入れ替わり立ち替わりで振舞われ、九州7県の名産品が盛り込まれている。


唐池が入社したころの国鉄はストライキを頻発する末期的な状況だった。事実上破綻した国鉄が、民営化を図ったのは唐池が入社して10年後のこと。唐池はJR北海道、JR四国と共に「三島(さんとう)JR」と呼ばれて卑下されたJR九州に配属された。その逆境の中、赤字路線に客を呼ぼうと考えられたのがデザイン&ストーリー列車の開発。その第1号が「ゆふいんの森」だった。

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だが、唐池は、その「ゆふいんの森」運行開始の当日に船舶事業部に異動。博多と韓国を結ぶ高速船「ビートル」航路の開拓を担当することに。続いて「JR九州のお荷物」とまで揶揄された外食事業部の大幅な立て直しを任された。そこで、唐池の手腕が試されたのだ。


その後、2011年には悲願の九州新幹線が全線開業、観光列車「ななつ星」も大ヒット、巨大なテナントビルJR博多シティをオープンさせ、一昨年には東証一部に上場、その躍進はとどまることを知らない。そして現在、地域を少しでも元気にしようと、事業の多角化に力を入れているJR九州が参入した新たな現場は、羽田空港だという。その驚きの事業とは? 今夜10時からの「カンブリア宮殿」をどうぞお見逃しなく。

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