ボルボの極秘施設に初潜入:WBS

2019年以降に発売するすべての車両を電動車両にすると宣言したスウェーデンのボルボ。その極秘施設に初めて取材を敢行、「電動化宣言」の狙いに迫った。



どこよりも早く「全車両電動化」宣言


年間100回を超える衝突実験を行い、安全性の向上を図っているボルボ。そのボルボが今、急速に推し進めているのが車両の電動化だ。そのボルボはハイブリッドやEV=電気自動車など、電動車専用のブランド「ポールスター」を立ち上げた。その上でどこよりも早く全車両の電動化を宣言した。


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この「全電動化宣言」の狙いについてボルボのトップを直撃した。ホーカン・サムエルソンCEOは「将来バッテリー獲得競争になった時に、素早く動いていればそれだけチャンスが出てくる」と話す。バッテリーメーカーに強烈なメッセージを出しておけばそれだけ優位に立てると踏んだのだ。



バッテリー研究施設に初潜入


電動車両の性能はバッテリーにかかっている。ボルボは去年、バッテリーの研究施設を本社に立ち上げた。今回この研究施設に初めて取材が入ることが許された。


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まず見せてくれたのがリチウムイオンバッテリーの基となるセルだ。現在工場で組み立てられている車のバッテリーにはこのセルが96枚積み込まれているという。


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その先には将来発表するバッテリーがシートに覆われていた。頼んだものの見せてはくれなかった。


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さらに進むと冷蔵庫のような箱の中に、バッテリーがいくつも入っていた。マイナス30度からプラス50度まで温度を変えていき、性能維持などのテストを行っているのだ。


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別の設備の中には使い古されたバッテリーが。これは数年間走った車から取り出したもので、ここでも温度に変化を加えて、性能の劣化を調べているという。


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バッテリーテストを重ねるワケとは


ボルボがバッテリーのテストを重ねる理由は、バッテリーのセルを自社で開発していないから。バッテリー部門の担当者は「バッテリーメーカーには自動車の知識がない。だから自分たちがバッテリー技術を理解し、最善の方法で利用することを研究しているのだ」と話す。


どこよりも早く全車種の電動化宣言をしたボルボ。これまで培った安全性能を、電動車両でも研ぎ澄ますことが今後のカギを握るといえる。


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