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2018.7.6

あのPC-98が未だに現役の理由:平成テック#3

平成テック#3【テレ東プラス】

あのPC-98が未だに現役の理由:平成テック#3

バブル経済で始まった「平成」。その30年間は、"アナログ"から"デジタル"へ大変革を遂げた時代だった。パソコンやインターネットが一気に普及。コミュニケーションツールはポケベルから携帯、そしてスマートフォンへ。


便利なテクノロジーは、次々と世の中を席巻し、社会や文化に影響を与えた。私たちの生活を大きく変えたあのテクノロジーは、一体どのようなものだったのか? 全4回シリーズで検証する。



最盛期の国内シェアは9割超


家庭内にパソコンが広まった90年代。


多くの家で見られたパソコンがNEC製「PC-98」シリーズだった。ビジネス用途はもちろん、対応ゲームソフトも多く出回ったことで、最盛期の国内シェアは9割を超えるほどの大ヒットを記録した。


「国民機」と呼ばれるほどの人気シリーズだったが、2003年で製造と販売を終了。20年の歴史に幕を下ろした。


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なぜ?中古市場でPC-98が人気


あれから15年。往年の名機は、どうなっているのだろうか?


調べると、中古市場でいまだに根強い人気を誇っているようだ。一体、誰が使っているのだろうか?


訪ねたのは「PC-98」を専門に扱う修理・販売ショップ「PC-98のミシマ」(静岡・伊豆の国市)。


代表を務める井口智晴さんによると「車や航空機の部品を製造する一部の現場では、今でもPC-98を使い続けている」という。


80年代後半から90年代前半に設備投資された工場では、当時の汎用機だった「PC-98」でシステムを組むケースが多かったそうだ。


しかしその後、不況に見舞われたことなどから、システムを更新するタイミングを逸し、当時の設備をそのまま使い続けているという。


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PC-98を使い続ける大手企業も


そう聞くと、設備投資にお金をかけられない町工場などを想像してしまうが、意外にも、大規模な設備を組むことができる大手の企業ほど、古い設備の更新に膨大な費用がかかるため、古いパソコンを使い続けているケースが多いという。


井口さんによると「皆さんがよく知っているような有名な会社も多いですよ」とのこと。


こうした企業の要望に応えるため、ミシマではパソコン本体だけで約1000台を確保し、3万円から30万円ほどで販売をしている。さらに修理も行っている。


*この記事と映像は2018年3月17日(土)に放送した「ミライダネ」を再構成したものです。

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