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2018.3.14

スーツをパリっと着こなすコツとは?

干場さんネクタイの結び方(プレーン・ノット)

わかっているようで実はよく知らない、スーツの身のこなし。ビジネスパーソン読者ならスーツをおしゃれに着こなすコツを知っておいて損はないはず。ということで、今回お話を伺ったのは、講談社のウェブマガジン『FORZA STYLE』の編集長であり、ファッションディレクターの干場義雅さん。


スーツの着こなしは後述するとして、まずは「なないろ日和!」視聴者と「テレ東プラス」読者のために、干場さん流のおしゃれなネクタイの結び方(プレーンノット)を実演いただきました。まずは上の動画をチェック!


干場さんは、自身が編集長を務めるウェブマガジンから自身の著作まで幅広い分野で積極的に発言し、活躍するメンズファッションのスペシャリストです。毎回さまざまな専門家がレギュラー出演する生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月〜金曜日 午前9時28分〜放送中)にも登場!


ファッション誌の編集者として長年培ってきた経験と知識をもとに、誰にでも分かりやすく、より身近で楽しいファッションを体現してきた干場さんに、スーツをパリッとお洒落に着こなす方法を教えていただきました。


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スーツの着こなしの前に知っておくべきこと


そもそもスーツの役割として、「自分をどう見せるかが重要」と干場さんは語ります。ビジネススーツとしてふさわしい色や素材は、どのように選んだらいいのでしょうか。


「すべての洋服は、"色・素材・カタチ・着こなし方"という基本的要素によってできています。その上で、"なぜスーツを着るのか?"ということを考えれば、自ずと答えは明確になるもの。ビジネスパーソンの場合、遊びではなく仕事のときに着るスーツだと考えると、一番大切なことは"信頼感"ですよね。ですから、信頼のおける色・信頼のおける素材・信頼のおけるカタチ・信頼のおける着こなし......というように、洋服の基本的要素に"信頼のおける"という枕詞を付けて考えればよいのです」(干場さん、以下同)



黒は特別な色なので仕事にはふさわしくない


「大昔のイギリスでは、スーツはラウンジスーツと呼ばれており、そのほとんどが黒でした。これは染色の技術が乏しかったために黒でしか再現できなかったからです。しかし現代に入り染色技術が向上すると、黒は冠婚葬祭を含めたフォーマルな場所で着るべき特別な色になりました。ですから、普段のビジネスで黒いスーツを着るのは不適切です。日本では、フレッシャーズ向けに多くのスーツ・メーカーが黒を売り出したことが影響しているのかも知れませんが......。黒ならビジネスだけでなく、冠婚葬祭にもフルに使えるからという理由で、ビジネスに黒いスーツを着るのは間違いです。やはり、現代のビジネスで選ぶべきスーツの色は、グレイとネイビーです」


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グレイとネイビーは中間の濃度がちょうどいい


「単にグレイといってもライトグレイからチャコールグレイまで、さまざまな濃淡や種類があります。そこで毎日のようにスーツを着る方におすすめしたいのが、僕が今日着ているようなミディアムグレイです。ライトグレイはどうしても、汗染みや食事中についてしまったシミが目立ってしまいますが、ミディアムグレイなら汚れが目立ちにくいからです。チャコールグレイなど深みのあるグレイもいいのですが、どうしても春夏などの季節によっては重く見えてしまいますし、格式張った雰囲気になりがちですので、やはり明るすぎず暗すぎないミディアムグレイこそ、もっとも汎用性が高く実用的です。ネイビーも同様にミディアムネイビーをおすすめします」


スーツのカタチは、ジャストフィットが原則


「カタチという点では、自分の身体にちゃんと合っているかどうかがすべてです。肩幅が広いのに肩パッドの入ったスーツを選んだり、腕が短いのに袖丈の長いスーツを選んだりするなど、身体に合っていないスーツは論外です。身長の高い人なら大ぶりなチェックやストライプも似合いますが、身長の低い人が着るとスーツに着られてしまうので、細かいチェックや細いストライプを選ぶべきです。こうしたスーツの着こなしにおけるルールは、ほとんどがイギリスで生まれました。この起源を知れば、スーツにおける色柄、素材、カタチについてのルールを学ぶことができますよ」



お洒落に見えるコツはセンスの有無ではなく知識


色と柄、そしてカタチについて教えていただきましたが、それらのすべてには、れっきとした理由がありました。


「あのジャケットにはこのパンツがいいとか、レザージャケットにジャージを合わせればおしゃれに見えるかも?とか、思いつきで選んだコーディネイトのほとんどが失敗してしまうのは、そこにルールや理由があることを知らないからです。たとえば、おでんの中にショートケーキを入れる人なんていませんよね? おでんに入っている具材の組み合わせは、バラバラなようで実は最適化されていて、ダシをベースに全体の調和が取れているから美味しいおでんになるわけです。ファッションもおでんと同じです。センスの良し悪しは思いつきで決まるのではなく、どれだけ多くの成功例を知っているか、知識があるかどうかで決まるのです」



スーツに合わせる小物はあくまでシンプルに


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モノであふれている現代だからこそ、スーツに合わせる小物選びにもコツがあるといいます。


「自分の肌に合うミディアムグレイのスーツを決めたら、あとは白いシャツ、無地のネクタイ、黒い靴、ベルト、カバンを揃えれば完成です。革小物の色は揃えることが肝心です。うっかりブラウンの靴を選んでしまうと、そこに合わせるべきブラウンのベルトとカバンが新たに必要となり、一気に買い足さなければならなくなりますから。しかも、黒と違って茶は非常に種類が多いので注意が必要です。まずは黒い革小物を一式揃えることが、仕事で信頼を勝ち得る着こなしの第一歩であると心得てください」


スーツの着こなしにはルールがあり、その出自や選択肢を考えると奥深いものですが、押さえておくべきポイントはそれほど多くはありません。まず仕事でスーツを着るときに考えるべきは、"信頼のおける"色、素材、カタチ、着こなしを常に意識すること。それから直感や思いつきではなく、着こなしのルールを覚えること。迷ったらミディアムグレイのスーツと白シャツ、そして黒で揃えた革小物を選べばいいのです。干場さんの解説を参考にすれば、あなたのスーツスタイルもぐっと好印象でシャレて見えるはず!


取材協力:『FORZA STYLE』編集長、ファッションディレクター/干場義雅さん
https://www.lespros.co.jp/talent/creator/yoshimasa_hoshiba/


プロフィール
『LEON』や『オーシャンズ』など数々の人気男性誌の創刊編集者として"ちょい悪オヤジ"ブームを作り、ファッションディレクターとして独立。 2012年、株式会社スタイルクリニックを設立。TOKYO FMでメインパーソナリティとしての顔も。

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