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2018.7.1

おっとりとした中国人女性が日本で民宿の若女将に!:ワタシが日本に住む理由

「日本に住む」ことを選んだ外国人にスポットをあてる「ワタシが日本に住む理由」(毎週月曜夜9時~)。伝統文化や伝統工芸、四季折々の光景、和食の味、日本人の性格など、日本人が気づかないニッポンの魅力を、彼らの生活ぶりとあわせて紹介します。


6月25日(月)の放送に登場したのは、中国出身でおっとりとした雰囲気が魅力的な鵜飼訳丹(いーたん)さん(35歳)。日本在住7年の彼女は岐阜県高山市で暮らしながら、外国人向けの民宿で若女将として奮闘しています。


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1枚の写真がきっかけで民宿を開業


1982年に中国の内モンゴル自治区で生まれた訳丹さんが初めて触れた日本文化は、3歳の頃に見た日本のドラマ。中国では「血疑」というタイトルで放送されたそのドラマは、山口百恵と三浦友和が出演していた「赤い疑惑」でした。また、貿易の仕事をしていた父親が、日本人から電話帳機能付き計算機をもらったことも。海外の品物に触れる機会が多かった訳丹さんは、小学生になると「将来は海外で働きたい」という夢を抱くようになります。


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そんな思いを胸にロシアの大学へ進学し、卒業後は北京の貿易会社に就職した訳丹さんですが、なかなか海外で働く機会を得られないまま退職。その後、親戚からの勧めもあって日本行きを決断しました。


2011年に28歳で初来日した訳丹さんは岐阜県本巣市の日本語学校へ入学。初来日の時の印象について「日本はどこでも渋谷の街みたいなイメージを持っていたけど、岐阜は森と山と田んぼばっかり(笑)」「こんなに自然が豊かだとは思わなかった」と笑いながら話す訳丹さん。その後、岐阜大学の大学院へ進んで岐阜での生活を続けるうちに、訳丹さんの胸の内には「日本の田舎は暮らしてみると人が優しい」「みんなが愛してくれるからここから離れたくない」という思いが湧き起こってきます。さらに夫となる哲(さとし)さんとの出会いもあり、2015年には哲さんと結婚も果たしました。


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その後、訳丹さんは朝日町で民宿を開業。そのきっかけとなったのは、訳丹さんがブログに載せた1枚の写真でした。朝日町の何気ない風景でしたが、ブログの読者からは「どこのリゾート?」などの反響が。「ここに来たらお客さんも喜ぶ」と感じた訳丹さんは、民宿の若女将となったのです。


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日本で見つけた"愛情あふれる日々"


訳丹さんが暮らす高山市には、江戸末期から明治中期の町屋などが建ち並ぶ、その名も「古い街並」という場所があります。その中には創業140年以上という豆菓子の店も。日本では今も数多くの老舗が営業を続けていますが、近代化が進む中国では老舗の数はどれほど多くないとか。訳丹さんは「同じ場所、同じ商品で代々運営していけることを不思議に思っている中国人は多い」とも付け加えます。


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訳丹さんの民宿では、主に中華圏からの宿泊客を和室でおもてなし。宿泊客向けに川遊びや着物の着付け体験も提供していますが、その際にはご近所さんたちにインストラクターとして力を貸してもらうことも。「地域で応援してくれる方がいるから、私もやり甲斐がある」と訳丹さん。地域の住民たちも、おはぎ作りを教えるなど訳丹さんへの協力を惜しみません。


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「朝日町の良さ、住んでいる人たちの温かさを知ってもらいたい」という気持ちを胸に民宿を続けている訳丹さん。最後に「好きな漢字」として訳丹さんが挙げたのは「愛」の一文字。「日本に来て、愛があふれている人たちに恵まれた」「無条件の愛をいっぱいもらって、毎日感動しながら生きています」と語りながら、訳丹さんは穏やかな笑顔を浮かべていました。


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ワタシが日本に住む理由

ワタシが日本に住む理由
放送日時:BSジャパン 毎週月曜 夜9時放送 

はるばる海外から日本にやってきて、日本で職を持ち、生活をしている外国人たちの「日本に住むと決めた理由」とは?毎回、一人の外国人が登場。外国人から見た日本の良さ、そして、私たちの知らなかった日本を再発見する番組です。

出演者

高橋克典、繁田美貴アナウンサー

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