「連載 Dの感謝」 タミヤを愛するアルゼンチン人男性の感動秘話をディレクターが告白!:世界!ニッポン行きたい人応援団

「タミヤ」に就職することが夢だったディエゴさんをフィーチャー!
ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索!ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(毎週月曜夜8時~)。毎回ニッポンを愛する外国人たちの熱い想いを紹介し、感動を巻き起こしています。
そこで「テレ東プラス」編集部では、番組では放送しきれなかった"ほのぼの交流感動エピソード"を担当ディレクターに直撃する不定期連載をお届けします。
4月16日(月)放送では、ニッポンが世界に誇る模型・プラモデルメーカー「タミヤ」を愛するアルゼンチン人男性ディエゴさんをフィーチャー。子供のころから「タミヤ」のプラモデルが好きで、ニッポンで「タミヤ」に就職することが夢だったというディエゴさん。しかし、若くして父親を亡くしたことにより家族を支えるため夢を諦めました。今回は、ディエゴさんの憧れの場所「タミヤ」本社を訪れ、「"神様"のような存在」と語る田宮俊作会長と対面します。

今回の「Dの感謝」では、ディエゴさんと旅で出会った人々とのとっておきのエピソードを、ロケに同行した小牧敏哉ディレクターが語ってくれました。
「タミヤ」への強い思いが人の心を動かす

――ディエゴさんは「タミヤ」のみなさんのために、スーツケース2個分のお土産を持って来日されましたね。
「ディエゴさんは「タミヤ」の会長に会いたいのはもちろんですが、社員のみなさんに挨拶したいという気持ちがあって、何人いるかわからないからとスーツケースいっぱいの飴を持ってきてくれたんです。そうしたら「タミヤ」の方が、本当だったら入れない社員食堂に特別に入れてくれて、社員のみなさんに直接配らせてもらったんです。前回の放送を見てくださってた方が多かったですし、新年会で会長がディエゴさんの話をして「こんなに「タミヤ」を愛する人がいてくれるんだから、みんなしっかりやらなきゃな」とおっしゃったそうで、ウエルカムという感じで受け入れてくださいましたね。
本来は社内をこれだけ見せるということはしないそうですが、ディエゴさんは知識もあるし思いも強いから、彼と会うとみなさんいろいろしてあげたいと思うみたいで。貴重な模型の原画を特別に見せてくれたり、いろんなところに連れて行ってくれてくれました」
――今回の旅は、番組最長の延長で1ヶ月の滞在になりました。
「せっかく日本に来れるんだから1ヶ月滞在したいといってて、番組は1週間の撮影で、その後は京都観光をしたりして自由にするといってたんですが、最後の1、2日で撮影する予定だったプラモデル作りに2週間かけることになりました。僕たちは他の仕事もあってずっとついていられないので、ディエゴさんは近くにホテルをとって、そこから一人でバスで毎日通ったんですよ。17歳の時に作ったプラモデルが最後で、そこから「ちゃんと技術を学んでから作りたい」とずっと作ってなくて、27年ぶりだったから作り始めたら面白くなったみたいで。おじいちゃんの形見のバイク"ホンダ モンキー"を作りたいという思いがずっとあったから、納得いくまで作りたいという気持ちで熱中したんだと思いますね」
――「タミヤ」の社員の方々もディエゴさんとの出会いで「久々にプラモデル作ってみようかな」とおっしゃったりして、お互いに影響を与え合った旅となりましたね。
「そうですね。ディエゴさんは、プラモデルのパーツを取った後のランナー(枠の部分)もすごく考えて作られているからと、6歳の時からずっと捨てずにとっていて、今回持ってきていたんです。金型を作っている方にそれを見せたら、「捨てるものだけど、すごく時間がかかっているということをわかっていてくれている」とおっしゃって。「タミヤ」の方たちは、自分たちがやっている裏方のことをディエゴさんがわかってくれているのがうれしかったみたいで、みなさん喜んでくれました。ディエゴさんは本当に「タミヤ」に就職したかったらしいので、リスペクトも強いんですよ」
――あまりにも感激して本社の建物に入るまでにかなり時間かかりましたよね。
「本社に一歩入るまでに30、40分かかりましたから(笑)。「ここに鯉がいて」「あそこに何があって」とか配置も全部わかってて、それをずっと見てるんですよね。ここで働きたいと20年間思い続けてきたことだから、そりゃそうだよなと思いましたね。まず、新幹線で静岡についた時、ホームにあった「タミヤ」の看板を見ただけで泣いてましたから。その後も街中でロゴを見つけるたびに触って、社用車を見つけるたびに写真撮って。ディエゴさんにとって"神様"だという会長にお会いした時は固まってましたからね。会長に"タミヤファミリーだ"と言っていただいて、泣いてました」

――「タミヤ」のロゴの社員章をプレゼントしていただいた時も本当にうれしそうでしたね。
「それも、最初はそういう話はなかったんですが、ディエゴさんと接して強い思いを知った「タミヤ」さんが用意してくださって。もしディエゴさんが社員章をなくしたら、社員の方が始末書を書かなきゃいけないのに」
――今回の放送は、視聴者の方にも強く記憶に残る回となると思います。同行してみていかがでしたか?
「ひとつのことを本当に好きだという気持ちは、いろんなものを動かすんだと思いましたね。最初の打ち合わせで僕らが言葉で伝えるより、実際にディエゴさんに会うと熱が伝わるんです。だから、ひとつのことを好きな人って、何でもできる。好きなものがあるって幸せだなと思いました」
多くの方々を動かしたディエゴさんの「タミヤ」への熱い思い、そして2週間かけて作ったおじいちゃんの形見のバイク"ホンダ モンキー"は必見です。

番組では、日本に来たい海外の皆さんをこれからも応援し続けていきます!
