• #
  • トップ
  • スポーツ
  • 卓球実況のスペシャリスト!植草アナを直撃「世界卓球2018ス...

スポーツ

テレ東

2018.5.1

卓球実況のスペシャリスト!植草アナを直撃「世界卓球2018スウェーデン」の通な見方とは?:世界卓球2018スウェーデン

table_tennis_20180501_01.jpg


4月29日(日)に開幕した「世界卓球2018スウェーデン(団体戦)」。オリンピックを上回る72カ国が参加。そんな「世界卓球」の覇者こそ、"真の卓球世界NO.1"と言われている大会だけあり、各国が最高の布陣を組んで挑みます。「打倒中国!」を掲げた日本選手団の活躍に、日本だけでなく世界から注目が集まっています。


そこで「テレ東プラス」取材班は、テレビ東京が初めて世界卓球の中継を始めた2005年から実況を担当している植草朋樹アナウンサーを直撃! 植草アナならではの視点で、今大会の見どころを熱く語ってくれました。


――注目の選手を教えてください!


「男子はなんと言っても張本(智和)選手。14歳で日本チャンピオンになることがありえないことだし、ましてや決勝でオリンピックのメダリストの水谷(隼)選手を破っています。これは世界的にも衝撃の出来事でした。2月に開催された『卓球チームワールドカップ2018』で張本選手が練習を始めたら、中国の女子の選手が全員で並んでじっと見ていたんですよ。一番強い中国の選手が、張本選手を釘づけで見ていて、中国でもいかに張本選手が注目されているのかがよくわかりました」


――そんな張本選手と水谷選手が同じチームになりました。


「エースが揃い踏みしました。張本選手の登場で、水谷選手も刺激を受けてレベルアップしています。そしてチーム全体が強くなっている。今までになかったほど中国に近づいてきていると思います。水谷選手自身も『今まで閉ざされていた道が、リオで自分が勝ったことで開かれた。あとはそれをどう広げていくか。張本も先日のアジアカップで中国のエースに勝った。個人では中国に勝つ経験をした。あとはそれが噛み合えば団体戦で奇跡を起こせる』とインタビューで答えています。中国に勝つことは、レベル的には奇跡に近い感じですが、奇跡を起こせるだけの土台はできたと思っています」


table_tennis_20180501_02.jpg


――女子は平均年齢18.4歳。若さが爆発する選手たちに期待が寄せられます。


「石川佳純選手が最年長でキャプテン。今まで平野(早矢香)選手や福原(愛)選手に引っ張ってもらってきた石川選手が一番上にきて、高3トリオがいて、15歳の長崎(美柚)選手を引っ張っている。年齢が近い分、それぞれが刺激し合あっているのを強く感じます。まず平野選手が石川選手を破り、昨年全日本のチャンピオンになって、それに刺激を受けた伊藤選手が今年、全日本のチャンピオンになりました。さらに、それに刺激を受けた石川選手が3月のドイツオープンで優勝。石川選手も、一番いい状態で世界卓球に入っている。そんな3人が揃い踏みし、さらに全員全日本チャンピオン経験者。おそらく初めてのことではないでしょうか。まさにドリームチームです」


――卓球中継と言えば植草アナウンサー!のイメージが定着していますが、実況中継で心掛けていることはありますか?


「試合は選手が主役。我々が主役になってしまうのは、決していいい放送ではないと思っています。洋服の店員さんと同じで、店に入った瞬間に『これどうですか?』と言われると、ちょっとイライラするじゃないですか。でも逆に、質問したい時に店員さんがいないとそれはそれでイライラする(笑)。これと同じで、ちょうどいい塩梅、いい距離感で、困ったときにはさっと現れるのが理想ですよね。わかりづらいことが起きた時の選手の心境など"画面には出てこないものを言葉にして伝えよう! でも主役の邪魔にならないにしよう!"これらを心がけていいます」


――2005年にテレビ東京が初めて「世界卓球」の中継をスタートさせました。まさに卓球中継のパイオニア的存在です。


「2004年のアテネオリンピックに福原選手が出場して、ちょうど注目され始めた時期です。ただ当時、卓球中継を行っているテレビ局はほとんどなかったんですよ。ですから、卓球を"観るスポーツ"として、どうやって盛り上げていけばいいのかを試行錯誤してきました。『卓球中継』を作り上げてきたと自負しています」


table_tennis_20180501_03.jpg


――卓球の認知度もこの12年で随分変わりましたが、実況中継にも変化はあるのでしょうか。


「実は中継を始めた頃は、『うわっ!』と実況アナウンサーが叫んでいれば"チャンネルを止めてくれるかもしれない"と考えて、あえて絶叫型の実況を意識している部分もありましたが、卓球の認知度が上がってきた今は、静かに見せるところは静かに見せる『静と動』のメリハリを意識しています。試合のポイントをしっかり押さえて、見ている人に試合の流れがわかる実況になってきています」


――ズバリ! 卓球中継の醍醐味とは?


「まずは速さです。女子で卓球台についてやるラリーだと0.4~0.5秒でラリーが行われる。その間に何が起きているのかを把握しておかなければならないですし、そのラリーの中で、どれを中継として言葉に出して、どれを言葉に出さないかという選択をすることがものすごく難しい競技なんです。コンマ何秒の世界で自分で判断していかなくてはならない。選手がラリーの中で試合を組み立てていくように、我々実況もラリーの中で考えています。瞬きもできません!(笑) 実際選手たちも、サーブを打つ瞬間からラリーが終わるまで瞬きしていないんですよ」


――まるで選手と一緒に戦っているようですね。最後に「世界卓球」の楽しみ方を教えてください。


「男子はパワーと迫力! 僕らはよく"中国の雑技団みたいだね"と言いますが、ありえないようなコース取り、球を曲げたり、背面打ちやテニスみたいにまた抜きする選手もいます。そんなアクロバティックな技を楽しんでください。女子はそのスピード感を楽しんでいただければと思います。また、団体戦はベンチで出場していない選手が応援しているのも特徴です。応援している選手の表情をカメラが一生懸命抜いているので、一体感が感じられてすごく面白いですよ。プレー中の選手はもちろんですが、応援席にも注目してください」


中継中はトイレに行くことができないので、試合の5時間前から水分の節制をしているという植草アナのプロ意識に脱帽です。日本選手団の活躍はもちろんですが、植草アナの巧みな実況にも注目してみてはいかがでしょうか。


<世界卓球2018スウェーデン(団体戦)>
開催期間:2018年4月29日(日)~5月6日(日)
会場:ハルムスタッド


【出演者】
■東京
・キャスター 福澤朗、福田典子
■スウェーデン
・解説:宮﨑義仁、河野正和、平野早矢香
・実況:植草朋樹、中川聡、増田和也
・リポーター:鷲見玲奈


【放送予定】
番組公式HP 放送・LIVE配信スケジュールはこちら
http://www.tv-tokyo.co.jp/wttc2018/


男子14歳・張本智和&エース水谷隼、女子伊藤美誠&平野美宇&早田ひな最強女子高生軍
団&キャプテン石川佳純を軸に挑む団体戦「世界卓球2018スウェーデン」の日本代表戦全
試合と男女決勝戦を新・動画配信サービスParavi(パラビ)でライブ配信することが決定
しました。


【Paravi(パラビ)】とは
Paravi(パラビ)は、TBSホールディングス、日本経済新聞社、テレビ東京ホールディングス、WOWOW、電通、博報堂DYメディアパートナーズの6社が設立した「プレミアム・プラットフォーム・ジャパン」の定額制見放題を中心とした新・動画配信サービスです。人気
ドラマやバラエティといったエンターテイメントや経済番組、オリジナルコンテンツなどを毎日配信。月額925円(税抜)で楽しめます。

この記事を共有する

関連記事

関連タグ

カテゴリ一覧