第一商品 HOMEへ戻る

2016年03月26日放送分

 

■特集

「未来を照らせ!日本経済の羅針盤」

ゲスト:政策研究大学院大学 大田弘子氏

アベノミクスで一度浮上したかに見えた日本経済だが、その後10-12月のGDP成長率がマイナスとなり、インフレ率は低迷、財政赤字は膨らみ続けるなど足踏み状態となっている。
「マネーの羅針盤」最終回では日本経済に何が足りないのか、その処方箋を探った。
レギュラーゲストで登場していただいた専門家たちの「日本経済への提言」は・・・
中国経済・柯隆氏「ビジョンとリーダーシップ」。はっきりしないビジョンと弱いリーダーシップが問題。
株式・藤戸則弘氏「原点回帰」。構造改革と規制緩和無くして日本経済の中期的な成長はない。
為替・政井貴子氏「得意科目」を作る。例えばインバウンドでもいい。GDPでのウエートは低いが、得意科目に育てればそれが経済全体にいい循環を呼ぶこともある。
エコノミスト・中島厚志氏「働く意識」。日本人労働者は低賃金に甘んじてしまう傾向がある。豊かになるためにきちんと報酬を得る、その報酬を高めていくという意識を強く持てば日本全体がもっと豊かになる。
為替・尾河眞樹氏「厚み」。日本の金融・株式市場は薄い(ために海外に振り回されがち)。国内の投資家不足が問題。株主に対する還元強化など市場改革が求められている。
日銀ウオッチャー・加藤出氏「新陳代謝」。新しい産業が次々に生まれてくれば、既存の企業が傾いても経済全体としては伸びていける。
スタジオゲストの大田弘子氏は「覚悟」とする。
日本経済の問題は第一に生産性が低いこと、第二に人手不足を解消する雇用改革が必要ということ。
これは安倍内閣でも認識されている。
あとは覚悟を決めて実行するのみ、という。
生産性はサービス産業の新陳代謝を進めなければならない。
雇用については、これまで企業をつぶさない、労働者も転職しなくていいようにする方向だったので、改革というと変わることへの不安が先に立つ。
転職しても不利にならない、多様な働き方ができる社会を作ることがカギになる。
スウェーデンでは積極的雇用政策として、グローバル化の中で生きていけない企業は守らないが、その労働者はスムーズに転職できるように支援し、成長産業に移動できるようにする政策をとっている。
日本では非正規雇用が増加し、主婦が職を求めるなど働き方が多様になっているのに、旧来型の労働と経営では受け止め切れていない声が多い。「本当は雇用国民会議のようなものを作って多様な働き方ができるよう政策に反映させることが必要」(大田氏)。
最後に出演者からの提言は
NYスタジオ・田中「日本はもっと自信を持て」。
滝井礼乃アナ「長期的な視点」を持って日本経済を考えること。
秋元才加「希望」。日本という国に一人一人が希望を持てれば日本経済は変わっていく。
蟹瀬誠一キャスター「ふりかえれば未来」。未来を描きにくい時代だが、日本の歴史や文化を見直してその強さを発見し、未来に向けて踏み出す。効率や経済成長ばかりでなく、文化を見直して本当に豊かな生活とは何かを考える時代が来ているのではないか。