グランドスラムとは

グランドスラムとは、国際テニス連盟(International Tennis Federation)が定める最高峰のテニス世界4大大会(全豪オープン・全仏オープン・ウインブルドン・全米オープン)。1選手が4大大会を全て制することもグランドスラムと呼びます。過去にシングルスでこの偉業を達成した選手は男女通じて5人しかいません。

全豪オープン:メルボルン・パーク(ハードコート)

オーストラリアのメルボルンは、南半球唯一の四大大会開催地です。
このためヨーロッパなどの選手にとっては開催地が遠くコンディショニングも難しいという難点がありましたが1988年、メルボルンパークで大会が開催されるようになってから、コートサーフェスもグラスからハードに変更となりトップ選手も出場するようになりました。
観客数も増加し、2012年大会では68万人を突破し全米オープンに次ぐ観客動員を誇っています。
全豪オープンは「暑さ」との戦いでもあり、1月は南半球のオーストラリアでは真夏に当たるため、40℃近い猛暑の中で戦います。
センターコートは、生涯通して二度のグランドスラムを達成した名プレーヤー、ロッド・レーバーの名を冠した「ロッド・レーバー・アリーナ」。

2016年
男子シングルス
優勝 : N.ジョコビッチ  準優勝 : A.マレー
女子シングルス
優勝 : A.ケルバー  準優勝 : S.ウイリアムズ

全仏オープン:スタッド・ローラン・ギャロス(クレーコート)

世界で初めて地中海横断飛行に成功したフランス人飛行家ローラン・ギャロスの名を冠した全仏オープンの試合会場です。
グランドスラム大会で唯一のクレーコート(赤土)を利用することでも知られています。
大会は波乱が多く、上位シード選手が早い段階で敗退することが多いことから「レッドクレー(赤土)の魔物が棲む」と呼ばれています。
全仏オープンはクレーコート・スペシャリストたちが優勝した年が多く、キャリアグランドスラム(全てのグランドスラム大会で優勝)を目指す最大の壁となっており、技術だけではなく、強い精神力が勝敗を左右する最も過酷なトーナメントです。

2015年
男子シングルス
優勝 : S.ワウリンカ 準優勝 : N.ジョコビッチ
女子シングルス
優勝 : S.ウイリアムズ  準優勝 : L.サファロバ

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ウインブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(グラスコート)

ウインブルドンは1877年から始まった、120年以上の伝統と格式を持つ世界最古のテニストーナメントです。
試合が行われるコートは全面が芝生で覆われたグラスコートで、センターコートは2週間の全英オープンの期間しか使用されません。
ウインブルドンでは「プレドミネンタリー・ホワイト」と呼ばれる規則で、選手は白のウェアの着用を義務付けられています。リストバンドや帽子、ソックス、シューズも白が求められています。

2015年
男子シングルス
優勝 : N.ジョコビッチ 準優勝 : R.フェデラー
女子シングルス
優勝 : S.ウイリアムズ 準優勝 : G.ムグルッサ

全米オープン:USTAナショナルテニスセンター(ハードコート)

ニューヨーク郊外のフラッシング・メドウにあるUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンターが全米オープンの会場です。
全米オープンで使われるコートはハードコートですが、現在のコートに至るまでの間に、グラスコート・クレーコートとサーフェスが2度も変わったというユニークな歴史があります。
2万5千人以上の観客を収容できる世界最大のセンターコート「アーサー・アッシュ・スタジアム」。
1996年までセンターコートとして使用されていた1万人強を収容できる「ルイ・アームストロング・スタジアム」は2ndコートとして使用されています。

2015年
男子シングルス
優勝 : N.ジョコビッチ 準優勝 : R.フェデラー
女子シングルス
優勝 : F.ペンネッタ 準優勝 : R.ビンチ