経済ドキュメンタリードラマ「ルビコンの決断」

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2010年4月15日放送
龍馬の後継者・岩崎弥太郎
~日本経済の礎を築いた男~
詳しい内容
人工衛星、電気自動車、初の国産ジェット旅客機など…。これらは皆、一人の男の夢から始まった。岩崎弥太郎、幕末の土佐藩士。坂本龍馬の海援隊を支え、日本経済近代化の黎明期、巨大企業グループ三菱の基礎を作り上げた。きっかけは、龍馬との出会い。明治のベンチャー三菱創業の舞台裏、大飛躍の秘訣は。明治維新の動乱期をビジネスチャンスに替え、積極果敢に理想を追い、日本経済の礎を築いた男の真実に迫る!
幕末の動乱期である慶応三年(1867年)・春、長崎の土佐商会で働いていた岩崎弥太郎は坂本龍馬と出会う。当時坂本龍馬は、亀山社中から海援隊と名を変えた貿易結社の隊長だった。龍馬は弥太郎へ資金の協力を要請する。最初は龍馬に対して苦々しく思っていた弥太郎だったが、すぐに龍馬の「世界の海援隊を目指す」考え方に共感する。しかし二人が出会い、わずか数ヵ月で龍馬は暗殺されてしまう。弥太郎は龍馬の遺志を受け継ぎ、世界の海援隊を実現させることを決断。そして弥太郎は解散した海援隊の人間を土佐商会で引き取る。
明治になり土佐商会は九十九商会に事業を引き継いだが、廃藩置県によって土佐藩が消滅すると弥太郎は、九十九商会の社長になり社名を三菱商会と改める。
弥太郎は社員たちの服装を商人風の着流し・前掛けに改めるなど意識改革を進め、三菱商会を業界2位までに押し上げた。その頃日本政府は、外国の海運業者に対抗するために日本国郵便蒸気船会社を設立。
ところが、政府が台湾に出兵するため軍事物資の輸送を日本国郵便蒸気船会社へ打診するが断られてしまう。そこで時の大蔵卿・大隈重信は三菱商会に依頼する。弥太郎は台湾への軍事輸送を引き取る代わりに政府船十隻の無償で借用することに成功。さらに時の権力者・大久保利通に取り入って台湾出兵後も政府船の使用を認めさせた。
いつしか「政商」と呼ばれるようになった弥太郎の次なる目標は、外国資本を日本から追い出し、海運自主権を回復することだった。上海航路を開設した三菱は、米国パシフィック・メイル社と激しい値下げ合戦の末、パシフィック・メイルを撤退させた。しかしすぐに英国P&O社が日本航路に参入。またしてもダンピング合戦となり、三菱は窮地に追い込まれる。
場面写真

キャスト紹介

岩崎弥太郎 役 坂本龍馬 役 大久保利通 役 後藤象二郎 役
西村和彦 松村雄基 西田健 神保悟志
ゲスト紹介
池上彰(ジャーナリスト)
成田誠一(三菱史アナリスト)