古くから、信仰の山として崇められてきた日本の名山。今回は、名山周辺の市町村を訪ね、山の恵み(特産物・温泉・湧水)や祭り、風習、信仰などを紹介しながら、そこに住む人々と山との深い結びつきや山の魅力を伝えていきます。取材先は、榛名山(群馬)、蔵王山(山形)、由布岳(大分)、などの4名山。
蔵王山とは、宮城県と山形県の境にそびえる蔵王連峰の総称。主峰は、山形県側にある熊野岳・標高1,841m。今回のルートは、上山市から山形市へ。そこから蔵王の主峰、熊野岳(1,841m)を目指す。旅の出発点は、かみのやま温泉駅。上山城のある月岡公園から蔵王を一望。続いてサクランボの手入れをする牧野地区の果樹園を訪ねた後、金生地区の里山信仰の祭りに参加。氏子と共に先祖の霊が最初に上るという三吉山山頂へ向かう。三吉神社では神事が行われ、里では子供神輿も出ていた。その後山形駅から、大山桜が見ごろを迎える西蔵王公園へ。お腹もすいてきたところでお昼に「そば処 大山桜」で「寒ざらしそば」をいただき腹ごしらえ。次に、今宵の宿のある蔵王温泉へバスで向かう。湯の花の団子作りを見学後、いよいよ宿泊先の「山の宿 鞍」へ。イワナの塩がま、蔵王牛のしゃぶしゃぶなどをいただき料理を堪能した石丸。翌朝、山岳インストラクターでもある宿のご主人と一緒に蔵王山を目指す。まずはロープウェイ山麓駅から地蔵山頂駅へ。最高峰・熊野岳の山頂へはそこから徒歩で約1時間の道のり。山頂に到着すると、氷の張った御釜やまだ雪の残る山々を望むことができ、苦労して登った甲斐があったと感慨に浸る石丸だった。