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2016年2月22日放送 見過ごすと歩けなくなってしまう、危険な手足のしびれ

些細な「しびれ」だから放っておいても大丈夫。
そう思って見過ごしてしまうと、症状が進んで歩けなくなってしまう事も…
実際に、しびれを見過ごしてしまったため、歩けなくなる危機に見舞われた方々を徹底取材。
スタジオには、しびれのスペシャリストである2人の医師を招き、
「危険なしびれ」を見分ける方法や、対処法、予防法をご紹介します。

フットケア外来
担当医師
竹内一馬医師

福岡県にある那珂川病院の「フットケア外来」では、
足のしびれや痛みに悩む患者に、靴の中敷きを作る事で、
症状の改善を行う事があると言う。
竹内一馬医師によれば、足の病気を起こす大きな原因の1つが
自分の足に合っていない靴を履き続ける事だという。
その結果、「足のアーチが平ら」になってしまうと、
普段、靴底にあたらないはずの部分が当たり、
圧迫されて、しびれや痛みが出るという。

対処法
足裏のアーチを矯正する中敷きを、足の形に合わせて作り、
靴に入れる事で改善するケースもある。
◇医療用の中敷き
フットケア外来・足の外来・足の外科・靴外来などの診療科がある病院の多くで作る事ができる。
※中敷きの作成は医師の判断で。
 また足に病変があると診断された場合のみ、保険が適用されます。


◇足の病気を防ぐ靴の正しい履き方◇
●一番大事なポイントはかかとで合わせる事。

ひも靴の正しい履き方
・かかとを合わせた状態で、靴ひもを足先からしっかりと締め上げて結ぶ。
・靴の中で足が前後左右に滑らなければOK。

パンプスやヒール靴の正しい選び方
・ひも靴と同様にまず、かかとで合わせる。
・座っている時と立った時の両方で
 足のかかとと靴のかかとが、隙間なくフィットする事が大切。
・靴のヘリが、くるぶしに当たらない物を選ぶと良い。

発症年齢56歳 手足のしびれを見過ごし歩けなくなる危機に見舞われた女性
担当医師
千葉一裕医師

《今回取材した方(58歳女性)》

最初の異変
2年ほど前から、日常のふとした動きで両手がしびれるようになった。
→時間が経つとしびれが治まるため、そのまま放置。

1か月後
しびれが一日中現れるようになり、足にもしびれが広がり始めた。

3か月後
しびれが両足の、くるぶしからつま先までと、
右手の、小指以外の9本の指に広がった。

女性に現れた症状
・洗濯物に触っても、濡れているのか乾いているのか感じられなくなった。
・冷たいものに触ると、指先により強いしびれを感じるようになった。
・杖がなければ歩けないほどの状態になった。

◆整形外科でMRI検査を行い、判明した病名。

けいついしょうせいせきずいしょう
首の骨や軟骨の変形により、脊髄せきずいが圧迫される事で神経が細くなり、
手足にしびれや麻痺などの症状を引き起こす。

けいついしょうせいせきずいしょうで現れる症状(一例)
・服のボタンがはめにくくなる。
・字が上手に書けなくなる。
・箸が上手に使えなくなる。

千葉医師によれば、これらの症状は、自覚の難しい初期のしびれによって
起きている可能性があるとの事。

    ○千葉医師が診察でも行っている頚椎症性脊髄症けいついしょうせいせきずいしょうなどの病気 10秒簡単チェック法
    ①片方の手を前に出し、すばやく握って開くを繰り返す。
     指は「完全に伸ばして、しっかりと握る」事が大切。
  • ②左右の手で、それぞれ10秒間ずつ行い、
    回数の少なかった方の手で、20回以上できていれば問題なし。
  • ※手や足に、しびれの症状が出ており、
    さらにこのチェックで20回未満だった場合は、医師にご相談ください。
発症年齢34歳 足裏の小さなしびれを見過ごし歩けなくなる危機に見舞われた女性
担当医師
野口昌彦医師/羽鳥正仁医師

《今回取材した方(47歳女性)》

最初の異変
13年ほど前、左足の裏の、人差し指と中指の付け根の部分に、
電気が流れるようなしびれを感じる。
→度々同じようなしびれを感じるものの、困った事もなかったため放置。

4年後
しびれに痛みが加わるようになり、
やがて、歩くだけで足の裏を強烈な痛みが襲うようになり病院へ。
しかし病院を2軒訪れたが、原因を特定できなかった。

◆その後、別の病院で確定した診断結果。
モートン病
足の指の付け根付近の神経が、
圧迫や、繰り返しの刺激を受ける事で炎症を起こし、しびれや痛みが生じる。
症状が進むと、足の裏の神経が固まってコブ(神経腫)になり、
悪化すると手術が必要になる場合もある。

モートン病の特徴
足の裏の、主に人差し指と中指の間か、中指と薬指の間の、
ごく狭い範囲だけに、しびれや痛みの症状が現れる。

○モートン病の簡単チェック法
先に消しゴムが付いた鉛筆など、弾力のある物で、
人差し指と中指の間、中指と薬指の間付近を押してみる。
その部分にだけしびれや痛みを感じた場合、モートン病の可能性がある。

逆に、足裏の広い範囲にしびれや痛みを感じる場合は、
違う原因が考えられる。
※いずれの場合も長期間症状が治まらない場合は、
 「足の専門医」など、整形外科の受診をお勧めします。

○野口医師が勧める、足の病気を予防する運動
①フローリングの床か、畳の上で椅子に座り、
 足もとにタオルを1枚敷く。
②タオルの上に足を乗せ、かかとをしっかりつける。
③かかとをつけたまま、足の指でタオルをたぐり寄せる。

ポイント
足の指を大きく開くように意識する事。
目安
1日1回、タオル1枚を足でたぐり寄せると良い。

<今日のポイント>
①靴を履く時は、かかとで合わせる。
②首を後ろに反らして、手足がしびれたら要注意。
③足裏のアーチを鍛えて健康寿命を延ばす。

MC 草野仁、東野幸治
アシスタント 森本智子(テレビ東京アナウンサー)
ゲスト 大桃美代子、瀬川瑛子、西村和彦(五十音順)
医師 《番組主治医》
秋津壽男(あきつ としお)    秋津医院 院長/内科
上山博康(かみやま ひろやす)  札幌禎心会病院 脳疾患研究所 所長/脳神経外科
丁宗鐵 (てい むねてつ)    日本薬科大学 学長/漢方・統合医療・未病学
中山久德(なかやま ひさのり)  そしがや大蔵クリニック 院長/内科
南雲吉則(なぐも よしのり)   ナグモクリニック 総院長/乳腺外科・形成外科
姫野友美(ひめの ともみ)    ひめのともみクリニック 院長/心療内科

《ゲスト医師》
千葉一裕(ちば かずひろ)    防衛医科大学校 整形外科学講座 教授/整形外科
野口昌彦(のぐち まさひこ)   東京女子医科大学 客員教授/整形外科
《VTR出演医師》
竹内一馬(たけうち かずま)   那珂川病院 部長/血管外科・循環器内科
羽鳥正仁(はとり まさひと)   東北公済病院 副院長/整形外科
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