すけっち

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2016

8月19日 #122 食農保育 夏野菜編


東京都東村山市にある八国山保育園で、20年前から取り組んでいる『食農保育』。食材とのふれあいや食事の準備など、食に関する様々な体験を通じて、望ましい食習慣の定着や、豊かな人間性の育成を目指している。

4月末、園児は近所の畑に向かう。農家の中島幸夫さんの協力で、トマトやナスなど、夏野菜の苗を植えるのだ。小さな手で穴を掘り、埋めた苗に優しく土をかぶせ、たっぷりと水をかける。

日常から行われている食農保育。毎朝8時30分、当番の園児が給食室に向かう。一クラスおよそ30人分の給食用の米8合を受け取って“磨ぐ”のだ。「こぼれることもあるが一つ一つすくって。お米の大切さとかも知っていけるかな」と保育士の井出美智瑠さんは語る。更に、「お米のとぎ汁は栄養がいっぱいだからあげてるの」と、園児は、米のとぎ汁を作物の植わったプランターに撒く。

6月、夏野菜収穫の時期がやって来た。トマトやナス、ジャガイモなどを夢中になって収穫する子どもたち。金澤啓子園長は言う。「畑仕事を通して、様々な人たちが関わって収穫できていくところでの、感謝の気持ちが育って根付いていってもらいたい」。

そして給食。当番の子どもが配膳を手伝う。この日は、チキンのトマト煮と、キュウリとナスの和え物。夏野菜がふんだんに使われたメニューだ。デザートは採れたてのミニトマト。苗から育てた野菜の味に、「甘い!」「おいしい!」の声と共に笑顔がこぼれる。