すけっち

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2016

9月30日 #128 高齢者のための
交通安全活動


高齢の人たちに、交通安全を呼びかける催しがありました。その名も『ひやりバスツアー』。高齢者を乗せて交通事故多発場所を巡り、どのような事故が起こり、どのような注意が必要かをガイドします。ガイドのサポートには「東京交通少年団」が活躍します。

7月、品川区荏原警察署で行われた高齢者のための交通安全教室。まず体験したのは、『歩行者シミュレーター』と呼ばれる最新の装置。足踏みをすれば映像も前進し、足を止めれば映像も立ち止まるなど、映像を使って、街を歩くように交通安全訓練ができる装置です。

メインイベントは、管内の交通事故多発ポイントを巡る『ひやりバスツアー』。どのような事故がどのような原因で起こったのかを解説し、事故の再発を防ぐのです。例えば、横断禁止場所での横断による死亡事故。東京交通少年団の団員は、横断禁止の標識を見せ、その意味を解説しながら注意を促します。荏原警察署の庄司明広交通課長は語ります。「残念ながら、高齢者の事故の中でも、高齢者自身が交通ルールを守らなかったことで死亡事故に至ったケースが多い。子どもから大人へ呼びかけることで、交通ルールを守なければいけないなという意識が向上すると思う」。

バスから降りて向かったのは戸越銀座の交差点。交通量も人通りも多い交差点は、3年間で4件の交通死亡事故が起こっており、『魔の交差点』と呼ばれている場所。無理な斜め横断をしようとして、右折してくる車に巻き込まれたり、信号無視など交通ルールを守らなかったことで起きた事故もある。普段、何気なく渡っている交差点に潜む危険を知った高齢者たちは、口々にこう語った。「本当に怖い」「やっぱり交通ルールは守らなきゃね」。

交通安全活動を終え、東京交通少年団の小学生たち、「少年団だけで高齢者の人たち全員に呼びかけることはできないけど、高齢者の人たちから高齢者の人たちに伝えてくれたら、街全体に広まっていけると思う」。