すけっち

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2017

1月6日 #141 『あらかわ
学校職人教室』 


荒川区が行なう文化継承の取り組み「あらかわ学校職人教室」。区在住の伝統工芸技術保持者が小学校を訪れ、江戸時代から伝わる職人の技を披露しながら歴史や仕組みを解説し、児童がその技に挑戦する体験学習。

10月、第三瑞光小学校を、江戸手描提灯職人・村田修一さんと、つまみかんざし職人・戸村絹代さんが訪れた。今回の体験学習は、「提灯文字」と「つまみかんざし」。4・5年生の児童が体験する。樋口昇校長は「地元の職人の技や気持ちに触れることによって、町を愛する子どもになって欲しい」と語る。

「つまみかんざし」の“つまむ”とは“折る”ということ。絹織物の小さな布をピンセットで折り、それらを組み合わせて花や蝶々等を形作る細かい作業だ。「布がずれちゃう」「なんでこんなに失敗するの」と苦戦する児童。しかし戸村さんは、「色使いにも個性があって素晴らしい」と、伝統に個性が加味されていることを評価する。

 「提灯文字」体験で村田さんが取り出したのは、“ぶんまわし”と呼ばれる木製のコンパス。家紋等を描くときに、筆を取り付けて使う職人の道具だ。早速挑戦する子どもたち。しかし、「インク切れみたいに書けなくなって大変。上手に書く職人さんはスゴイ」と苦戦する。
 技を披露する村田さんに、「飽きないのがすごい」と女子がつぶやく。すると村田さんはこう答えた。「簡単じゃないもん、難しいしさ。だんだんやっているうちに、その上を目指すでしょ。どんどん上を目指していくと飽きないよ」。

体験学習が終わって子どもたちからは、「かっこいい」「誇らしい」「こういう人がいるんだよってことを自慢できる」「自慢できる、自分の街」などの声が上がる。