すけっち

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2017

2月17日 #147 『薬物乱用防止
高校生会議』


平成11年度から実施されている『薬物乱用防止高校生会議』。違法な薬物がいかに危険なものか。高校生が学び考え同世代に発信する取り組み。今年度は、都立足立高校と都立足立西高校の生徒27人が参加した。

2016年10月、都立足立高校で行われたのは、薬物と脳の関係についての講義。薬物依存症治療に携わる肥田明日香医学博士(アパリクニック院長)は、こう話す。「自分の身体に大事なものを摂るという仕組みを作るのは“報酬系回路”。止めたいと思っているのに、報酬系回路から『もっと使え』という命令が出るのが薬物依存症。一回出来てしまった脳の仕組みは一生治らない」。

10年間覚醒剤を使っていた男性からは経験談を聞く。男性は語る。「その気になれば止められると思っていた。でも、脳の記憶の中で最初に使った時の記憶は絶対なくならない。15年間なんとか使わない生活を続けられているが、使わないためにはどうしたらいいかと考え続けている」。

11月、東京都議会議事堂都民ホールで開催された「麻薬・覚醒剤乱用防止運動東京大会」(主催:厚生労働省/東京都/東京都薬物乱用対策推進本部/東京都薬物乱用防止推進協議会)で、高校生は、半年かけて学んできたこと考えたことを同世代に向けて、こう発信する。
「1回でも薬物を経験した人は、脳に薬物を求める仕組みが出来て一生その脳の仕組みを持ち続ける。たとえ10年間やめていても、もう一度使うとリセットされて使ってしまい、さらに進行してしまう。だから、薬物は絶対に一度でも使ってはダメなんだ」。