すけっち

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2017

3月24日 #152 『たぶんか
フリースクール』


2005年、東京・荒川区に開校した「たぶんかフリースクール東京」。外国にルーツを持ち、日本に暮らし、高校進学を希望する子どもたちの、日本語や教科の勉強をサポートしている。これまで17か国の子どもたちが学び、卒業生は500人を超える。
 代表理事・枦木典子さんは言う。「自分の国で中学校を終え、日本の高校に入って勉強したい子どもたちだが、高校進学はとても難しい。ひとつは日本語の問題」。

高校進学に日本語の習得は不可欠。授業は、日本語の習熟度に合わせたクラス別で行なわれる。「国語Ⅰクラス」は、ほとんどが来日して1、2か月の生徒。カードの絵を見ながら単語を覚えていく。勉強を始めて半年が過ぎると、「国語Ⅱクラス」で漢字の授業を受け、文章の読解力も高めていく。

来日して1年半のフィリピン出身の姉妹。好物は、シャケに味噌汁に納豆だという。そんな二人は、もっと地域に溶け込みたいと、「たぶんかユースフェスタ」でダンスを披露することにした。着物をアレンジした衣装に扇子を使った、日本と外国の文化の融合のダンスだ。メンバーは6人。振付は、フリースクールの先輩・吉良省吾さん(24歳・フィリピン出身)。7年前に卒業し、ダンサーを目指す吉良さんは、「生徒の時は迷惑ばかりかけていたので、恩返しです」と後輩を指導する。

9月11日、日暮里駅前イベント広場で開催された「たぶんかユースフェスタ2016」。ステージでは、生徒たちの出身国の民族舞踊なども披露される。枦木さんは言う。「子どもたちが自国で培ってきた豊かな個性の表現の場を作りたい。荒川にフリースクールがあることを地域の皆さんにも知ってもらいたい」。

2017年1月、入学試験に向けて、面接の練習に志望動機の作文作成にと、追い込みの毎日をおくる生徒たち。高校に進学したら、「友だちを作りたい。そして日本の知識も色々勉強したいです」と笑顔で語る。