すけっち

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2017

3月31日 #153 『一緒がいいね
ひなたぼっこ』


東京・江戸川区の無料施設「江戸川区あったかハウス」を利用したデイサービス『一緒がいいね ひなたぼっこ』。子ども、お年寄り、障害のある人、誰もが一緒に過ごせる場をと、5年前にスタートした。活動は毎週水曜・金曜・第三日曜日。NPO法人「江戸川・地域・共生を考える会」が運営する。
 代表の高村ヒデさん(71歳)は、「笑ったり、歌ったり、寝転んだり、みんなでご飯食べたり、当たり前のことができる居場所にしたい」という。

スタッフのひとり田中治子さん(86歳)は、通ううちにスタッフとして参加するようになり、昼食を作ったり、得意の“布ぞうり”作りを教えたりしている。高村さんは言う。「色々な方が色々な才能を持って来てくれています。それって宝です」。

趣味を持ち寄り、好きなことをしながらのおしゃべりも楽しみのひとつ。「ここへ来て、色々話をして帰るの。仲間がいるでしょ。家にいてもテレビは話しかけてくれないからね」と笑う70歳代の女性。60歳代の女性は「カレンダーに丸をつけてね、段々行くところが狭まってくるからね。自分の居場所があるって嬉しいよ」と話し、ある母親は「うちの子はしゃべれないけれど、誰かが笑うと誰かが笑ってくれて。コミュニケーションってとれるんだなって。自分が偏見の目を持っていたのが逆に救われる」という。

12月の日曜日。ひなたぼっこをより多くの人に知ってもらいたいと、「お楽しみ会」が開かれた。子どもたちには菓子が用意され、バザーコーナーには、皆で作った“布ぞうり”が並ぶ。
高村さんは言う。「みんなに役割があって、やりたいことができて、それが人の役に立って。それが一番いいんじゃないかと思う」と。