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2017年4月7日(金)放送

(2)ニッポンが生んだオンリーワン技術、
町工場の匠マシン

これにより柔軟性と耐久性がアップし
これまでにない強靭な刃に生まれ変わった!

そう日本全国の町工場には知恵と工夫によって
これまでにはなかった画期的なマシンが
数々生み出されている

そこで今夜は…
ニッポンが生んだオンリーワン技術
町工場の匠マシン 

■玉ねぎ皮むきマシン

洋食店の社長が開発
1個4秒でツルツル!

高速玉ねぎ皮むきマシン
玉ねぎの自動皮むき機TJ840型

ちなみに、TJとは玉ジローの頭文字
価格は1台250万円
玉ねぎの皮は、手で普通にむくと
1個40秒前後はかかってしまう
しかし、このマシンは
スイッチ1つで皮むき作業を一瞬で行うという
では、玉ねぎ業界に革命を起こした
全自動皮むきマシンをご覧いただこう

人の手なら40秒かかるが
このマシンならたったの4.2秒

とはいえ、どうやって皮をむいているのか?

まず…
玉ねぎを逆さまにセットし
スイッチオン!

上から伸びてきたドリルで根と茎を削り取る
さらに、この時下では
刃がヘタを切り取る
(機械の動作を見せる)
その後、回転ローラーの上の玉ねぎに
強力なエアーを噴射すると
この通り!
気持ちよく皮がむける
そもそも、
なぜこのマシンを開発するに至ったのか?

都内で26店舗を構える洋食屋キッチンジロー

看板メニューのメンチカツやカレー、
ハンバーグなどに
1日2000個の玉ねぎを使う
毎日人の手でむき続けていたという

その結果
玉ねぎの皮むき作業に嫌気がさし、
およそ100人もの人が辞めてしまった

そこで…

会長が機械好きもこうじてなら
自分でやってみようとなった
しかし、そこに大きな障害が待ち受けていた!

微妙な形や凸凹の違いで
キレイにむくことが出来なかったのだ

そんな窮地を脱した
オンリーワンの技術がこちら…

スプリングがポイントになっている

実は、スプリングは、
こちらのアームに繋がっていて、
そのアームの先には、三角形のカッターが。

このカッターが玉ねぎの皮に切れ目を
入れる重要な役割をしている。

それをスプリングがどんな大きさの玉ねぎにでも
合わせ、切れ目を入れられるので、
キレイに皮をむくことが可能になったのだ。

このオンリーワン技術を開発するまでに、
実に15年もの時間をかけたという。

現在、国内の販売実績は400件以上

海外への販売も好調で
アメリカやカナダなど10カ国を超えるという


■ポスター巻きマシン

人の手の動きを実現!
ありそうでなかった1時間で600本!

ポスター巻きマシン

印南製作所、製造部部長の木村さん
早速、案内してもらうと…
こちらがポスター巻きマシンIF-PWM600
1台1500万円

これまでポスター巻きは
全て手作業で行われていた。

人の手でポスターを巻くと
1時間でたったの60本だが
このマシンはその10倍の600本!

その実力は?

なんと、ポスターが
あっという間にキレイに巻かれた!

巻けるポスターのサイズはA3からB1まで
ポスターの表を下に向けてセット
スイッチを押すと
流れてきたポスターに
シールを貼りつけていた

そして、ここでは
そして、青い5本のローラーが
ポスターを一定の大きさに巻き取る
この時、先ほどのシールを留めている

しかし、マシンの開発には、大きな問題が!

それは…

紙質やインク
ポスターによって、それらはバラバラ。

そのため厚みが異なり、うまく巻けなかったという

そんな窮地を脱したオンリーワン技術が
こちら…

手でポスターを巻く時、
力を入れたり抜いたりすることで
うまく巻くことが出来る

木村さんは、ポスターを巻き取るローラーを
円から16角形にすることで、
その、人の手のような微妙な力加減を
実現したのだ


■万能串刺しマシン

続いては、職人の技を再現!

ほぼ、何でも刺せる万能串刺しマシン!

出迎えてくれたのは、串刺しマシンの開発者
コジマ技研工業の小嶋さん

早速、マシンの元へ
万能串刺しマシンMUV1
価格は約400万円

国内シェアは95%を誇る
このマシンのおかげで年商は…
なんと4億円!

まずは、串をセットし
ネギや鶏肉など、好みの食材を置いたら準備OK

上下のプレートで食材を挟み
一気に串を刺す!

熟練の職人の腕でも
1時間に100本が限界
しかし、このマシンは1時間で1500本も
作れる

しかし、マシン開発には、意外な理由があった

それは、今から40年前
小嶋さんは、前の会社が倒産し、
多額の借金を抱え、途方に暮れていた
そんな、ある日…

串刺しが便利になる方法を考えたら
店のツケをチャラに焼き鳥屋の

マシンの開発を始めたものの
お金がないため、材料は廃材
場所は深夜の工場を借りて

試行錯誤すること4年
やっとの思いで、試作機が完成した!

串を刺すことには成功したのだが…
ここからが苦労の始まりだった…
串を逆さにしただけで

具材が簡単に抜け落ちてしまった
そこで、少しでも開発のヒントを得ようと、
小嶋さんは…
その焼き鳥屋さんにアルバイトに
40歳にしてフリーター
串打ち三年といわれる焼き鳥職人の世界
そこには、職人ならではの技術が隠されていた!

そんな窮地を脱したオンリーワン技術がこちら…

実は、職人が串を刺すとき…
材料を波打たせるようにジグザグに刺している
こうすることで食材が抜けにくくなるという

しかし、マシンでは手の動きを再現できないので
この波形のプレートの上に
食材を置いて、プレートで挟むと
食材がウェーブ状に
そこに串を通せば

このように波をうった状態に
そうすると食材が元に戻ろうとしても
その時に摩擦が起こり抜けにくくなるという

万能串刺しマシンと言う事なので
果たして、どんなものでも刺せるのか!

まずはミニトマト
水分が多く、串が抜けてしまいそうだが…
他にも、手羽先や軟骨、鳥皮など
全て成功

今では、こんな小さなコーンの粒まで
串を刺せるという

食材によって型が違う為
今までに作った型はなんと1500種類以上

そこんトコロは、今後も日本が生んだ
オンリーワンの技術を追いかけて行く!

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