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2017年4月7日(金)放送

(3)湖に眠る幻の戦車を引き上げろ!

続いては、超巨大プロジェクトが始動!

1999年1月3日。

新聞の、あるスクープ記事が世間を騒がせた。

「奥浜名湖に幻の戦車」。

ことの発端は、三ヶ日町に住んでいた
元陸軍の技術少尉、大平(おおひら)安夫さんの
驚きの証言だった。

「上官に極秘処分を厳命され、戦車を湖に沈めた…」
終戦直後、大平さんが湖に沈めたという戦車、
それが、「四式中戦車『チト』」
こちらは、陸軍がまとめた軍事機密の資料。

その中でもチトは、極秘の兵器と記録されている。

チトとはいったい、どんな戦車だったのか?

試作されたチトは、わずか2両。

それも、実戦で使われることはなかった。

そのうち1両は、終戦後、アメリカ軍の手にわたり、廃棄されたという。

そして、残る1両が、軍事機密漏洩を防ぐため、
浜名湖北部の猪鼻湖(いのはなこ)に沈められたというのだ。

「チトは軍事機密だし、敵にやるのもしゃくだった…」

この穏やかな湖の底に、世界に一つしかない、幻の戦車が眠っているのか?

このウワサが真実だとしたら、
どうにかして戦車を引き上げて、実物を見てみたい!

そこで!

そこんトコロ、一大プロジェクトが始動!

『湖に眠る幻の戦車を引き上げろ!』

湖に眠る幻の戦車、引き上げプロジェクト!

ウワサでは、戦車が沈められた場所は、
浜名湖と猪鼻湖を結ぶ、この辺りだといわれている。

さらに詳しい情報をえるため、近くの住民に聞き込みを開始!

すると、幻の戦車に関する驚きの情報が!

湖のすぐ近くに住む
二橋瑞江(にはし・みずえ)さん、99歳。

なんと、当時27歳だった二橋さんは、
戦車が湖に沈む瞬間を見ていたという!

さらに、この話を裏付ける貴重な証言が。

当時、中学生だった近所の方は、湖を泳いでいる時、
岩場の浅瀬に沈む戦車を見たという。

こちらは、湖に祀られている猪鼻湖神社の宮司、鈴木さん。

鈴木さんもまた、「獅子岩」と呼ばれる岩の上から
沈む戦車を目撃していた。

3人の証言から、戦車が沈んでいると思われるのは
岩場に近い、このあたり。

しかし!

突如、現れたこの男性。

実は今回のプロジェクトを支える重要人物。

三ヶ日町観光協会 会長、中村健二さん。

これまで、中村さんは地元の有志を募り、
様々な方法で、のべ十数回に渡る湖底調査を行ってきた。

しかし、幻の戦車がどこに沈んでいるのかは、いまだに分かっていない。

幻の戦車が見つからない理由

その1
「流されて元の場所から移動した?」
猪鼻湖と浜名湖をつなぐ この場所は、湖底に強い流れがあり、重さ30トンの戦車が、70年という時間の中で、徐々に別の場所へ移動してしまった、
という可能性。

その2
「重さで深く沈み、土砂に埋もれた?」
戦車がその重みで湖の底まで沈み、
その上に、大量の土砂が堆積して
見えなくなった、という可能性。

確かに、その可能性も…
その姿を見るまでは、確証は持てない。

幻の戦車引き上げプロジェクト。

最初の目標は、
「戦車が沈んでいる場所を特定」し、
「その姿を水中で確認、決定的な証拠をつかむ」こと。

翌朝
中村さんの協力を得て、
今回、番組が調査を依頼したのは、
水中の測量・調査のプロ「フジヤマ」の皆さん。

過去の戦車捜索に携わっており、
現場の湖底に関するデータを豊富に持っている。

そして、調査で突き止めた物体が、
戦車がどうかを見極めるため、長年、幻の戦車を研究している小林さんにも協力を依頼した。

ちなみに小林さんは以前、この番組で
実際に動くドイツ軍のクルマ、ケッテンクラートを披露し、所さんをもなうならせた人物。

すべての準備が整い、いよいよ調査開始!

果たして、幻の戦車は本当にあるのか!?

今回は音波探査を行う
音波探査とは、強力な 音波を湖底に向けて発射。

その反射をとらえることで、
地面の下までも視覚的にデータ化できるシステム。

調査船は、戦車が沈んでいる可能性が高い
この範囲を、何度も往復して、湖底のデータをとっていく。

湖畔には、調査の行方を見守る人たちも集まってきた。

調査を始めてから、2時間。

調査範囲のおよそ半分が終了。

これといった反応は、まだ出ない。

続いて、いよいよ戦車が沈んでいる可能性が
最も高いと思われる、岩場の近くへ。

果たして、戦車は見つかるのか!?

期待していた場所で、反応が出ない。

幻の戦車は、やはり、幻、なのか!?

何か手掛かりを見つけて、期待にこたえたい!

調査を始めてから5時間が経過。

調査していないポイントも、残りわずかに。

最後のチャンスにすべてをかける。

すると、驚きの結果が待っていた!

データについて石井ちゃんが質問していた…、
そのとき!

堆積した泥の下に、何やら不自然な形をした
黒い影が!
これは、戦車なのか?!

戦車かもしれない構造物があったのは、
岩場の近くではなく、もっと橋に近い場所。

確認のため、別の方向からも、
その場所を探ってみると、

やはり、似た形の影が現れた!

集めたデータを、改めてチェックする。

幻の戦車「チト」の全長は、6.3m!

この形とほぼ同じサイズだ!

これは、本当に、幻の戦車なのか?

この目で見るまでは、その正体は分からない。

そこで、ダイビングの準備を整え、潜ってみることに!

深さ12mの湖底に到着。

データを見る限り、あの構造物の上には
かなりの泥が積もっている。

その1部だけでも、見ることができないか・・。

辺りを懸命に探る…
しかし、

湖底には、予想以上に泥が堆積し、
ほとんど視界がきかない。

これ以上は危険だ。

残念ながら捜索を断念。

果たして、プロジェクトは成功するのか!?

戦車は見つかるのか?

見つけた場合、引き上げられるのか?
こうご期待!

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