#116
陶芸家
林恭助(はやし・きょうすけ)
2008/6/18放送
林恭助 プロフィール
1962年 岐阜生まれ
故宮博物館(北京)の作品収蔵など
世界的評価も高い
「 器の中に 美しさを見たい 」
岐阜県・土岐市。古から陶芸の里として知られるこの地に12世紀頃、中国で造られ、その製法が謎とされる曜変天目を現代に甦らせた匠がいます。陶芸家、林恭助さん。
曜変天目との出会いは、陶芸家として自立後、ひとつの壁に突き当たった時のことでした。
曜変天目との出会いは、陶芸家として自立後、ひとつの壁に突き当たった時のことでした。
「10年以上やってたときに何か違うことやらなきゃいけないなって思ったときに調度裏山が、桃山時代の窯跡なんですね。散歩してる時に、天目のかけら、もちろん曜変じゃなく日本の天目なんですけど、天目のかけらを見て、ちょっと待てよと思って、色々、その文献を紐解いていると曜変天目ってものが行き着くところにあって。で、これに関しては、まだ謎が多いということで、じゃあ1回自分で挑戦してみようと。」
窯のなかで、炎の性質を始めとする様々な要因から生まれるという曜変。資料を集め、幾度となく中国に足を運び、試行錯誤を繰り返した末、器に現れた模様。それは、偶然であり、必然でもあったのです。
「一番僕が大切だと思うのは黒だと思うんです。この焼き物は黒が無限に近い奥行きをしめしてくれるんです。これの上にこの青い光彩が発色することによって、すごく美しいものがでてくるんです。手の中にすっぽりと入る器の中に、芸術性っていう美しさを見たなと。」






