ラン・ローラ・ラン
RUN
LOLA RUN
ベルリン、夏。11:40
am. ローラの家の電話が鳴る。裏金の運び屋をしている恋人のマニからだ。「ローラ、助けてくれ!ボスの10万マルクを失くした。12時までに金を作らないと、殺される・・・」
残された時間は20分。ローラは受話器を投げ出し、マニの命を救うため、その金を工面するため、街へと飛びした。走れ、ローラ、走れ!
このシンプルな物語を突き動かしているのは、ローラの並外れた愛の力。絶対にこの危機を乗り越えられることを信じ、どんなことをしてもマニを助けたいという情熱で、ローラが必死に走れば走るほど、愛の力はますます強大になっていく。そして、運命さえもポジティヴな方向に動かして行くローラに呼応するように、映像と音楽も次第にヒートアップしていく。わずかな時間差で変わるローラとマニの運命は、フィルムとビデオ、カラーとモノクロ、写真、アニメーション、画像の分割、早送り、コマ送りなど、あらゆる手法を駆使した映像で語られる。そして、映像は全編に流れ続けるテクノと合体して、走るローラの躍動感を増幅させていく。まさに映像と音楽が、登場人物の感情の動きや高まりと呼応し、転がるように突き進む。映像が鳴り響き、テクノが疾走するかのごとく、すべてが渾然となって、ヒートアップしていくラブストーリー、それが「ラン・ローラ・ラン」だ。
1999年サンダンス映画祭
ワールドシネマ観客賞受賞
監督:トム・ティクヴァ
出演:フランカ・ボテンテ
モーリッツ・ブライブトロイ
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