宮廷料理人 ヴァテール
Vatel
 
国王ルイ14世をもてなす3日間の饗宴
主膳者ヴァテール


繊細で手のこんだ編み目から好かし見える不可欠な残忍さ
【マリアンヌ誌】評

あらゆる史実に耐える映画。脂の乗った一大スペクタルに託して展開する、ある駆け引きのクローズアップ。
【イストリア誌】評

 伝説となった男がいた。その才能と誇り高い生き方が後世まで語り継がれた実在の天才料理人フランソワ・ヴァテール。彼はルイ14世を招いて催された歴史に残る3日3晩の目も眩む大饗宴を芸術家として指揮し、王を感嘆させた。料理史において、ヴァテールはクレーム・シャンティイの考案者、またヴァテール風スープに名を残し、デュマの「三銃士」、日本では澁澤龍彦の「華やかな食物誌」に誇り高き芸術家として賞賛されている。『宮廷料理人ヴァテール』は彼の3日間の饗宴に隠された愛と陰謀と欲望を描いた一大スペクタクル・ドラマだ。フランス映画史上空前の40億円の制作費を投じ、2000年カンヌ国際映画祭オープニング作品として上映され世界を唸らせた。また21世紀初のアカデミー賞受賞を狙い2000年12月に全米での公開も決定した今世紀最後の話題作だ。

 今は年老いた英雄コンデ大公は内乱でルイ14世を裏切ったため、王の信頼を取り戻そうと莫大な借金を抱えながらも当時のフランス国家税収入1/140の5万エキュ(因みにこの3日間の費用は現代の日本円に換算すると3兆5714億円に匹敵する)を投入して宴を催す。そして、コンデ大公に宴を任されたヴァテールはシャンティイ城での大饗宴を仕切るが、3日目に自らの信念を貫いて自決した生き様は後世まで賞賛された。この3日間の饗宴に一体何があったのか? ルイ14世をめぐるフランス宮廷を舞台に、饗宴の裏で行われた愛と陰謀と欲望とは? 世紀の一大スペクタクル・ドラマ『宮廷料理人ヴァテール』はこの謎を今、解き明かしていく。
 
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