今回のハテナ
> 平成17年2月27日放送分 「大根の葉っぱってどうしてないの?」
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今回のねらい
現在、スーパーなどで市販されている「大根」の約9割には、「葉っぱ」がついていません。
20〜30年前までは、大根と言えば葉っぱ付きが当たり前。その栄養豊富な緑の葉を食べていたのです。今では葉っぱが付いていることを知らない人も多いのでは?
さて、葉っぱ付きの大根は、なぜなくなってしまったんでしょう?
今回、クワバタオハラは、葉っぱつきの大根の収穫から販売に挑戦し、その理由を探ります。
この挑戦で、大根の葉っぱがなくなった様々な事情が見えてきました。
今回のねらい
企画のポイント
●「大根」の「葉っぱ」は捨てられていた!?
大根の収穫量全国2位の千葉県。
その千葉県、銚子の大根畑。なんと大根の葉がいっぱい捨てられていたのです。
さらには曲がった大根や小さな大根も、捨てられていました。
その理由を農家の方は、『規格から外れる大根の葉や形の悪いものは、出荷出来ないので捨てるしかない!?』と。
企画のポイント
 
●「規格」から外れた大根は売れない!?
収穫した大根は、通常、農協や県が決めたルールに沿って出荷されます。
ひとつは、「規格」に合わせて出荷する事。「規格」には、大根の長さや太さ、さらに、葉っぱの長さまでが、細かく決められています。これよって、段ボールごとに形や大きさが揃えられ、出荷されるのです。そのため、規格に合わない形の大根や葉つきの大根は出荷されないのです。
企画のポイント
 
●「規格」って何のためにあるの?
農協では、「規格があれば流通の段階で整理しやすい」と言います。
生産者と消費者とを結ぶ流通。同じ大きさの段ボール箱を使うことで、トラックにムダなく積めるので、輸送コストを抑えられます。
さらに卸売市場では、段ボール箱ごとに、野菜の形や大きさが揃えられていることで、箱単位で値段をつけられます。そのため、大量の取引を素早く行う事が出来るのです。
つまり、「規格」は「流通などの利便性」のために設けられたもの。規格があるからこそ、私たち消費者は、全国各地の野菜を安い値段で買えるとも言えるわけですが・・・。
しかし、全国で1年に収穫される大根は、約175万トン。
その影で、大根の葉っぱや、およそ1割もの規格に合わない大根が、捨てられているのも現実なのです。
企画のポイント
企画のポイント
 
 
■ いまだかつてないトライ:クワバタオハラがいまだかつてない実験や体験などにチャレンジするコーナー
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ
●葉っぱつき大根など、規格外大根の販売に挑戦!
クワバタオハラは大根畑の1列分、110本を収穫。
真っ直ぐで立派な大根!でも、小さな大根、曲がった大根、二股の大根もありました。

続いては、大根を洗う作業。普段、大根を洗う作業は専用の機械で行います。
ところが!農作業の機械は、規格を基準に作られている事が多く、葉っぱつきの大根は、大根を洗う機械に入らないのです!
なんと、クワバタオハラは大根を全部手洗いすることに・・・。機械を使えば10分で済む作業が、1時間以上もかかりました。

次は箱詰め。葉っぱは、非常に折れやすく丁寧に扱わなくてはならないので、箱に入れます。
葉っぱがついたままだと大根の長さは約1メートルにもなり、通常の指定された大きさの段ボールには入りません。
そこで、「トコトンハテナ」特製の段ボール箱を用意。

いよいよ販売。葉っぱつきの大根や、曲がったり小さな大根は、果たして売れるのか?販売価格は、銚子大根の平均価格の200円。
なかなか売れ行きは好調!?お客さんからは「葉っぱがおいしそう」「葉っぱつきは珍しい」との声。曲がっていても、小さくても、葉っぱがついていても需要はあるようです。しかし、どうしても真っすぐな大根が先に売れ、小さいものや曲がったものが残ってしまいます。果たして110本の大根は完売できるのか!?
■ 高橋道場:テーマに即した研究材料をもとに高橋さんがハテナを極めるコーナー
大根の葉っぱを使った斬新なイタリア料理を味わってもらおうという美味しい企画!
名前は「大根丸ごとズッパ」。
大根、大根の葉、アサリ、ソバ米、さらに「大根の葉の天日干し」が入ったスープです。
大根の葉の天日干しを加えることで、芳ばしさと大根の自然な甘みが引き立つのです。
お味はいかに!?
ゲストコメンテーター
サカモトキッチンスタジオ主宰 坂本廣子
「台所は社会の縮図」として、生活者の立場からの料理づくりをめざす。
著書に、「台所育児『一歳から包丁を』」「子どもがつくる旬の料理」など
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