今回のハテナ
> 平成22年6月20日放送分 「太陽光発電どれくらいお得?」
(罫線)
今回のねらい

ここ数年、環境意識の高まりや売電のメリットから、自宅の屋根にソーラーパネルを付ける人が急増。
08年から09年にかけて、全国の設置件数は2.6倍になっています。
しかしその半面、施工業者との契約や工事のトラブルも多発。契約面では、「実際にはありえないような発電量や、売電金額を提示する」、工事面では「いい加減な施工で雨漏り」といった例があります。
では、実際のところ、家庭用の太陽光発電システムはどのくらいお得なものなんでしょうか?設置にはいくら費用がかかり、発電した電気はいくらで買い取ってもらえるんでしょうか?
「環境にも、家計にも優しい」と、メリットばかりが強調される太陽光発電。その実態を調査しました。


今回のねらい

■ あやしい宣伝文句、こんな数字ありえるの?

国民生活センターに寄せられた相談事例では、ある業者が「3.33kWの太陽光発電の設置にかかる費用は336万円。電気を売って毎月2万5千円の収入になるので、それで支払ができる」とセールスを行いましたが…実は、設置費用の相場は1kWあたり65万円程度。この事例では1kWあたり100万円を超えるので、かなり割高です。また、毎月の収入も実際には1万円から1万5千円くらいなので、2万5千円は言い過ぎ。業者の景気の良いセールストークには注意が必要です。


あやしい宣伝文句、こんな数字ありえるの?


あやしい宣伝文句、こんな数字ありえるの?


あやしい宣伝文句、こんな数字ありえるの?

■ 実際に設置したお宅では?

実際に太陽光発電システムを設置したお宅を訪問し、どのくらい電気を売っているのかを調査しました。
今年5月の場合、電力会社に電気を売った金額と、電力会社から買った金額はほぼ同じくらい。また、一年の中で最も発電量が多いのは、真夏ではなく4〜5月でした。


実際に設置したお宅では?


実際に設置したお宅では?


実際に設置したお宅では?

■ 電気はいくらで売れるの?

昨年10月までは、家庭用太陽光発電システムからの電気は、1kWhあたり約24円で電力会社が買い取っていましたが、昨年11月からは、その価格が一気に倍の48円になりました。このお陰で、設置した人が初期投資を回収するまでの時間は、大幅に短くなりました。また、この倍額買い取りに必要な追加費用は「電気を使うすべての世帯」が負担することになっており、来年度から月々の電気料金に30〜100円が上乗せされます。


電気はいくらで売れるの?


電気はいくらで売れるの?


電気はいくらで売れるの?

■ いまだかつてないトライ!〜太陽光発電に向く家・向かない家〜

太陽光発電システムには、付けるのに向いている家と、そうではない家があります。発電の効率は南の屋根を100%とすると、東西で8割、北は6割くらいなので、当然、南側に大きな屋根がある家が理想的。しかし、南に屋根がある家でも築年数が古すぎると、パネルの重さに屋根が耐えられないこともあるので注意が必要です。


いまだかつてないトライ!〜太陽光発電に向く家・向かない家〜


いまだかつてないトライ!〜太陽光発電に向く家・向かない家〜


いまだかつてないトライ!〜太陽光発電に向く家・向かない家〜

■ 工事のトラブルとは?

設置件数の急増にともなって増えている工事のトラブル。一番多いのは「雨漏り」ですが、他にも「屋根からはみ出して設置する」「配線の接触不良で漏電・火災」といった例があります。
太陽光発電の施工方法を教える専門校で、どんなミスがトラブルにつながるのか教えてもらいました。


工事のトラブルとは?


工事のトラブルとは?


工事のトラブルとは?

■ いろいろなパネル、なにが違う?

ソーラーパネルには、大きく分けて「結晶系」と「アモルファス系」があります。結晶系は発電効率が高いので日射量の少ない地域でも充分に発電しますが、温度が高くなると効率が下がります。
一方アモルファス系は、発電効率は低いものの値段が安く、高温でも効率が下がりにくいので、暑い地域に向いているそうです。


いろいろなパネル、なにが違う?


いろいろなパネル、なにが違う?


いろいろなパネル、なにが違う?

■ 高橋道場

家にパネルは設置できないけど、太陽光発電を利用したい!そんな方々のために、実用的なソーラーグッズを紹介。ソーラー充電器のような小物をはじめ、家電製品も使える「独立型太陽光発電システム」も取り上げました。


高橋道場


高橋道場


高橋道場


ゲストコメンテーター
柏木 孝夫さん (東京工業大学統合研究院 教授)
(罫線)
もどる