今回のハテナ
> 平成17年11月6日放送分 「天然のサケが消える!?」
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今回のねらい
今や、スーパーで見かけるサケの多くが、チリやノルウェーなどから輸入される養殖モノ。でも、よくよく調べてみると、日本国内でサケが獲れなくなった、というわけではないようなのです。
じゃあ、一体どうして養殖のサケばかり出回るようになったの?国産の天然サケは、どこへ行ってしまったの?
その背景には、日本人の“脂好き”という傾向が大きく関わっていた・・・!?
今回の「トコトンハテナ」は、日本のサケ事情に迫りつつ、日本人の“脂に対する味覚”をトコトン!検証してみました。
今回のねらい
企画のポイント
外国産養殖サケの急増
20年前はわずか3%ほどだった、外国産の養殖サケ。急激に増え続け、今では国産の天然サケを上回る勢いです。
クワバタオハラの調査でも、築地市場では10年前までほとんど置いていなかったという養殖サケが、今では市場の半分を占め、スーパーの鮮魚売り場では、約8割が、チリやノルウェーから輸入された養殖サケであるということがわかりました。

日本で獲れた天然サケの3割は輸出に回っている!?
これだけ養殖サケが増えてきたってことは、国内で天然のサケが獲れなくなったの?と言いたくなるところですが、実際には、獲れないどころか増えている(!)ようなのです。
全国有数のサケ産地、北海道標津町では、外国産養殖サケに押され、思うように売れなくなってしまった天然のサケを、中国に輸出していました。
実は、標津町に限らず、北海道では10年ほど前から、サケの輸出に本格的に踏み切りました。今ではなんと、日本で撮れる天然サケの3割が、輸出に回っているのです。

日本人が天然サケをあまり食べなくなった理由?
ちなみに、北海道で獲れた天然のサケは、中国で加工された後、ヨーロッパやアメリカに輸出され、天然志向の欧米の人たちから幅広い人気を集めているようです。なぜ、日本人は天然のサケをあまり食べなくなったのか?
国産天然サケと外国産養殖サケの最大の違いは、“脂”のノリ。養殖サケは、天然サケの4倍近い脂質量を含んでいるのです。脂ののったサケを、旬の時期だけでなく、年中求めるようになった消費者。養殖のサケが増えた、大きな要因のひとつだと言えます。

企画のポイント
企画のポイント
企画のポイント
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ

■脂に対する味覚調査!?
今どきの日本人は、サケに限らず、脂がたっぷりのった食材が好き!?そんな傾向をさぐるべく、今回番組では、「脂に対する味覚調査」を実施。
(1)マグロの赤身に脂を混ぜた“市販の「ネギトロ」” と、 天然本マグロの大トロを使った“ぜいたくなネギトロ”
(2)安いひき肉に牛の脂身をふんだんに混ぜ込んだハンバーグと、高級黒毛和牛をぜいたくにもひき肉に使用したハンバーグ
以上2品を、クワバタオハラが、10代〜50代の実験参加者の皆さんと一緒に、食べ比べ。どちらを美味しいと思うか、ジャッジしてもらいました! 日本人の“脂好き”度が試される今回のトライ。脂のノリは、高級食材の持つ旨味を超えるのか!?果たして、結果はいかに・・・!?

ゲストコメンテーター
小泉 武夫(こいずみ たけお)
東京農業大学教授。
国内外の食文化に精通。日本人の食生活改善に向け、日本食や伝統食の魅力を提唱する。著書に「食の堕落と日本人」
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