1月18日(水)放送
宮藤官九郎さん
脚本家

テレビドラマ「木更津キャッツアイ」「うぬぼれ刑事」や映画「GO」などで知られる人気脚本家。俳優、映画監督、司会、ギタリストなど幅広い分野でも活躍している。宮藤さんが作品でこだわっているのは、物語の終わり方だと言う。「自分の作ってきた物語が終わる瞬間の感覚というのを毎回、いやな気持ちにさせたくないなというのはあります。どんなに中身が悲惨でもハードな内容だとしても、何か見た後にだまされてもスカッとしたい」(宮藤さん)

「たましいの場所」
早川義夫
(晶文社)

1969年に出した名曲「サルビアの花」で知られる歌手、早川義夫さんのエッセー集。早川さんは20代前半で歌手を辞めてしまい、書店の店主として20年以上暮らした後に、再び歌いたくなり歌手に戻った「異色の歌手」。この本は歌手に戻る頃からの思いや生活を赤裸々に飾らない言葉で綴ったエッセー集だ。

「今度こそちゃんと歌いたいと思った。今度こそ逃げないで歌いたいと思った、今輝くことができれば、過去も輝くことができるのだ。」(たましいの場所より)

宮藤さんは喫茶店で偶然この本を見つけて、読み終えるためにその喫茶店に通ったという。「こういう風に物事を考えられたらいいなと。成功した人とか、上からこれが正しいといわれると、うん?と思うが、何か苦しんでいる人が間違っていないことをちゃんと言っていることが感動するんですよね。初めてです、フィクションじゃない本で泣いちゃうかもしれないと思いながら本読んだのは」(宮藤さん)
この本から元気をもらったという宮藤さんは「病気で寝ているときは、いやなことしか考えない。そういうときでも空々しくないいい本だなと思う」と話す。「たましいの場所」には、作品をいやな気持ちで終わらせないという宮藤さんの作品に通じるものがある。

「たましいの場所」について宮藤さんインタビュー(HP限定公開)

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岩松了さん
劇作家

「つい最近まで岩松さんの芝居に役者として出ていいて、その前は僕の芝居に岩松さんが役者として出て下さって、去年一緒にいる時間が一番長かったと思う。世代的には二回りくらい上だが、タフですよね。とにかく本や作家の話をするが、僕は半分も知らない、半分というかほとんど知らない方の話を急にしてきたり。それが別にひけらかしているんじゃなくて『こういう本にこういうことが書いてあって俺はこう思った』ということを、すごく端的に説明できる方なので、少なくとも僕よりは本の話がうまいと思う。台詞とか言葉をいっぱい持っている方なので、どんな本を薦めてくれるのか楽しみ。」(宮藤さん)


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