5月9日(水)放送
高泉淳子さん
役者

1983年に「遊◎機械/全自動シアター」を白井晃と結成し、少年少女から老人まであらゆる人物を演じる役者として人気を得る。また、劇作家、ジャズ歌手、司会など幅広く活躍を続けている。「ちゃんと明日朝起きて生きていけるねっていう気持ちになれる、そういった芝居なのか歌なのか料理なのかが、おばあちゃんになってもできたらいいなと思います」(高泉さん)

「禅的生活」
玄侑宗久著 
(ちくま新書)

著者は、禅寺の僧侶で芥川賞作家の玄侑宗久さん。禅によって生きることが楽になったという玄侑さんが、今をもっと楽に生きられるように禅の言葉と考え方を分かりやすくまとめた人生の指南書だ。禅の考え方は、「今」を全て肯定するところから始まる。

「今の貧乏な暮らしも、女房に先立たれて何ヵ月か悲しんだことも、みんな自分が望んだことだった、と。むろん本心でそう思えと申しあげているのではない。方便である。どうだろう。なにか、力が湧いてくる気がしないだろうか。」(「禅的生活」より)

高泉さんは、2003年の海外公演の際に、この本をバッグに入れて何かあるごとに読んでいた。中でも心が動かされたのは「可もなく不可もなし」という言葉だ。禅の世界では「自分の可能性は無限にあるのだから決め付けてはいけない」ことを意味し、高泉さんは40代になって訪れた人生の転機をこの言葉で乗り切ることができたという。

高泉さんインタビュー(HP限定公開)

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玄侑宗久さん
作家

高泉さんは「週刊ブックレビュー」(NHK)の司会をしていたときに、芥川賞を受賞した翌日に玄侑さんにインタビューした。「この方がどんな本を紹介するか、すごく聞きたい。福島でいろいろ頑張っている、この時期に何を薦めるのか、玄侑さんが薦める本に興味があります」(高泉さん)


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