5月29日(水)放送
佐藤康光
将棋棋士

1969年京都府生まれ。82年、田中魁秀九段門で奨励会入会。87年四段、プロ棋士となる。93年、羽生善治竜王を破り初タイトルの竜王位を獲得。以後、名人2期、棋王2期、棋聖6期、王将2期と、あわせて13期のタイトルを獲得している。98年九段。2006年度、棋聖通算5期獲得により永世棋聖の称号を得る。天才肌の棋士が多いという「羽生世代」の1人。「1秒間に1億3手読む」とも言われ、「緻密流」と呼ばれる。趣味はバイオリンとゴルフ。


敗者の条件
会田雄次 著
(中公文庫)

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「敗者の条件」。西洋史の専門家である会田雄次氏が、歴史の大勝負に負けた人物たちを丹念に追った一冊です。勝負の世界に生きる佐藤九段が、なぜ負けた人たちの物語に興味を持ったのでしょうか?

「(名人位など)タイトルを何回もとっているが、将棋界で時代を作るような"ナンバーワン"になったことはない。何か欠けている部分が自分の中にあると感じて」「読むと、勝負という観点で『なるほど』と思わせるところがたくさんあった」

本に登場するのは、日本の戦国時代と西欧ルネサンス期の歴史上の人物。多くが非業の死を遂げます。特に佐藤九段の心に残るのは、イタリアの僧侶サヴォナローラ。一時、フィレンツェを政治的に支配したサヴォナローラは、敵が仕掛けた勝負に一瞬ひるんだことをきっかけに、処刑されてしまいます。

「弱い人間は、いざというときにたじろいでしまう」「安全に勝ちたいとか、大事に行こうと思ってしまうことで、大きな勝負に負けてしまった経験もある」

勝負を決める一瞬に備え、心を鍛える。佐藤さんがこの本から学んだことです。

「土壇場に追い込まれたときに100%のベストを尽くせるかどうか。強い信念をもっていれば、克服できる」(佐藤さん談)

佐藤康光九段の案内で将棋会館を歩く森本キャスター(HP限定公開)
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千宗屋さん
茶人

武者小路千家の次期家元、千宗屋さん。初代の千利休から数えて約450年続く同家の15代目にあたります。

「私より若いけれど、風格も知性も兼ね備えて素晴らしい方。お茶の世界で文化を継承しながら、新しいことにもチャレンジしている」「私も将棋でかくありたいと思います」(佐藤さん談)


日銀総裁会見

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