6月12日(水)放送
千宗屋
茶人・武者小路千家15代家元後嗣

1975年京都市生まれ。慶応大大学院修士課程修了。2003年、次期家元として後嗣号「宗屋」を襲名。斎号、隨縁斎。現代美術など異分野とのコラボレーションに精力的に取り組む一方、08年には文化庁文化交流使として欧米で広く茶の湯と日本美術を紹介。著書に「茶-利休と今をつなぐ」(新潮新書)「もしも利休があなたを招いたら-茶の湯に学ぶ〝逆説″のもてなし』(角川oneテーマ21) など。


「待つ」ということ
鷲田清一 著
(角川選書)

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かつて当たり前だった「待つ」という行為・・・この本は、「待つことができなくなった社会」がほかにも大切なものを無くしてはいないかと問いかけます。

千宗屋さんは、待つことの大切さを、こう表現します。
「経験したことや感じたことは、自分の中で一度蓄積して、それが何ものかになる時間を待つのが必要だったりする」
「そうすることで深みが生まれ、単なる情報が自分の知識になる」

「いまは何かを見たらすぐ"ツイッター"。自分のものになる前に吐き出してしまうから、自分の中に残らない」

ビジネスでも、生活でも、すぐに結果を出そうと結末を急ぐ現代の私たち。

「結果を待たずに何とかしてしまおうというのは、自分たちですべて解決できるという、ある種の思い上がりがあるのではないか」と宗屋さんは語ります。
「人が行動して何か物事を成し遂げるということは、イコール待つこと」
「人が生きるということは、待つことなんですよね」

見知らぬ未来に心を開いて待つことは、生きることそのものではないか。その考え方は、茶の道にも通じるそうです。

「客が来るのを待つ。お茶がたつのを待つ。そこで訪れる偶然を(客と)一緒に待つ。そうすることで、一座の連帯感や人間関係が、より深まっていくのではないでしょうか」

千宗屋さんの未放送インタビュー(HP限定公開)
森本キャスターが「お茶」を初めて体験する様子もご覧になれます


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