11月27日(水)放送
市川海老蔵
歌舞伎俳優

本名 堀越孝俊。1977年、十代目市川海老蔵(故 十二代目市川團十郎)の長男として東京に生まれる。83年、5歳のときに「源氏物語」の春宮役で初お目見得。85年に七代目市川新之助を襲名、「外郎売」の貴甘坊で初舞台。2004年5月、十一代目市川海老蔵を襲名。同年10月にパリ国立シャイヨー劇場で襲名披露。代表作として歌舞伎十八番の「勧進帳」「鳴神」「助六」などがある。03年にNHK大河ドラマ「武蔵」で主演するなど、テレビや演劇でも幅広く活躍する。13年、千利休役で主演した映画「利休にたずねよ」(12月7日公開)はモントリオール映画祭の最優秀芸術貢献賞を受賞した。


成功の実現
中村天風・述
(日本経営合理化協会出版局)

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歌舞伎の名門、市川宗家に生まれ、幼少のころから稽古を重ねてきた市川海老蔵さん。小さいころの稽古の記憶は「もう死にそうだった」というぐらい厳しかったと言います。

「それでも命ある限り乗り越えなくてはいけない」

そんな覚悟で歌舞伎と向き合う海老蔵さんが薦める一冊は、中村天風(1876~1968)の言葉をつづった「成功の実現」です。天風は結核を患いながらも世界を放浪し、波乱の生涯を送った人物。思想家として残した言葉は多くの先人の道しるべとなり、松下幸之助や稲盛和夫といった経済人も天風を師と仰ぎました。

この本の中で、海老蔵さんと森本智子キャスターが共に最も心ひかれたのは、「心と体」のエピソード。

世界を放浪して後にヨガの聖人に弟子入りした天風は、ヒマラヤ山脈で修業を積みます。そこで悟ったのは、「人は『気』であり、心と体は道具に過ぎない」という考え方です。海老蔵さんは、この教えは歌舞伎に通じるといいます。

「歌舞伎は月に25日間の公演を5ヵ月、6ヵ月と続けたりする。そうすると体は本当に道具」
「心も、役を演じているときに、(自分から)離れることがある」

世阿弥の言葉にある「離見の見」。舞台に立つ自分を、もう一人の自分が客席から見るという境地。「心は道具、という考え方は、『離見』にとても近い」

歌舞伎だけでなく、映画、テレビドラマと幅広く活躍する海老蔵さん。今後もさまざまな壁を乗り越えていきたいといいます。

「壁を乗り越えるというのは、それを栄養にするということ。壁はあくまでプレゼント。良いことでも悪いことでもプレゼントなんです」

市川海老蔵さんへのロングインタビュー。歌舞伎俳優として舞台に立つ境地や、壁を乗り越えるための考え方について、森本智子キャスターと語り合います。(ウェブ限定公開)


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