youは何しにニッポンへ?

youは何しにニッポンへ? スタッフ追っかけ日誌
スタッフ追っかけ日誌 第1回(後編)2015.04.20

人気番組『YOUは何しに日本へ?』のディレクターに密着したら、地獄の結末が待っていた(後編)

前回に引き続き、『YOUは何しに日本へ?』の成田ロケにお邪魔しています。まだ一人もYOUに密着していません。このままだと放送が危うい!
  • 13:00

    到着便ラッシュで、YOU大量ゲットなるか!?

    さて、午後になると到着便ラッシュが始まり、第1ターミナルはこんな状態に。ディレクターとしての勘を働かせ、どのYOUに声を掛けるかが運命の別れ道となります。

    だいぶはしょらせていただきますが、バンバン声を掛けまくるディレクターたち。

    こちらかなりのイケメンYOU(アメリカ人/21歳)でしたので、アップの写真も紹介しておきましょう。大学生だそうです。前髪とヒゲがとても直線です! どうやって切ってるんだろうか。

  • 15:00

    ディレクターが本当に狙っているYOUとは?

    久岡「定番の旅行ももちろん楽しいのですが、だいたいの流れは想像できてしまうでしょ。それだとせっかく期待して見てくれてる視聴者に申し訳ない。だから、視聴者の予想を超えるようなとびきりおもしろいYOUを見つけたいんです」

    高い志を語る久岡ディレクター。では、どんなYOUに密着するのが理想ですか?

    久岡「そうですね、一番の理想だと、アラブの石油王に密着したいですね。買い物について行ったら、『この黄金の指輪、せっかくだから君にあげよう』『今新しい車買ったから、古い車は君にあげよう』とかありそうじゃないですか」

    けっこう俗物的でした。でも、夢のある密着ですよね。先輩である木塚ディレクターにも、密着してみたいYOUを聞いてみましょう。

    木塚「うーん、僕はクレイジーなYOUがいいとか、石油王がいいとかはとくにないです。どんなに平凡な目的で来たYOUでも、掘ればその人の個性やおもしろさがきっとある。おもしろくなかったら、それは僕の取材力がないせいですよ」

    さらっと名言を吐く木塚ディレクター。いや、本当、その通りです。久岡ディレクターは見習いましょうね。

  • 16:00

    このままだとやばいぞ! 取材ラッシュをしかける

    森谷「日本のダンス大会に出場するっていうYOUにインタビューできました。一応、密着のことも伝えて大会の日程も抑えてあります」

    ダンサーYOU、いいじゃないですか! お手柄ですね!

    森谷「いや、でも実は、以前のオンエアでダンス大会YOUっていうネタは放送されているんですよね。それを上回るダンサーだったらいいんですけど……」

    ダンサーYOUにロビーで踊ってもらったところ、上回る可能性は低いことが判明。
    こういった「ネタかぶり」もボツになる理由のひとつ。そんな、放送すればするほどハードルが上がる地獄のロケじゃないですか……。

    しゃべりっぱなしの通訳さんにも疲れが見えます。あとちょっとだ、がんばって!

    ラストスパートとばかりにせっせと動き回るディレクターたち。

    すごい、見境なく全てのYOUに声を掛けまくっている……! もうこだわりとか言ってる場合じゃない。

  • 16:50

    最後にして最大のチャンス! ○○を背負った親子YOU登場

    ロケ終了間際、ランドセルを背負っている親子YOUを発見。息子は分かる。でもお母さん、あんたはなんでや。

    これから沖縄旅行に行く言うお母さん(アメリカ人/40歳くらい)に、ランドセルを使っている理由を尋ねると「とっても便利で丈夫だからよ」とのこと。ランドセルをそんな視点で見たことなかった。

    どこで買ったの? 何を入れてるの? 息子はふつうの使い方してるの? いろいろ聞きたいことがありましたが、搭乗手続きの時間ということでタイムオーバー。
    ランドセルは手荷物にしたみたいです。ベンチで待ってるとき足とか乗せられるしね。

  • 17:00

    ロケ終了! 果たして撮れ高は……

    撮れ高を確認するため、通訳さんが記録した「取材メモ」を見せてもらいました。各班、およそ40~50組に声を掛けたんですって。いや~本当におつかれさまでした! 1日のうちにいろんなドラマがありましたね。

    ですが、肝心の密着YOUは1組もなし! 3班が1日中動いて、100組以上のYOUに声掛けてこの結果……。つらすぎる。

    実は『YOUは何しに日本へ?』の1回の放送分に対して、取材するYOUは300組以上。密着ロケに行っても、オンエアできるのはその30分の1程度なんだとか。

    いつ何が起こるか分からないロケなので、ディレクターはほぼ毎日成田空港に通ってロケをしているそうです。毎日って、マジか!

    ディレクターに「1日に3班も動くなんて、けっこう大人数でやってるんですね」と言ったら、「これでも他の番組のロケに比べると小規模なんですよ。こういう素人さんに声をかけるロケって、通常はカメラマン、音声、カメアシ、ディレクター、AD、プロデューサーなんかが立ち会うケースが多いので、成田ロケの人数を話すとびっくりされるくらい」だそう。

    低予算で少人数だけど、とにかく足を動かしまくって稼ぐ。なんか、クリエイティブの本質を見た気がする……。

    久岡「いつでも密着しに行けるように、2~3日分の着替えは常に持ってます。今日はダメでしたが、また次にがんばります」

    けなげだ……。次は密着できるといいね。

    最後に全員でげっそりした集合写真を撮りました。

    想像以上に過酷だった舞台裏。『YOUは何しに日本へ?』を見た際には、彼らのがんばりを思い出してみてください。

    このままでは終われない! 密着する瞬間を見せてください

    今回は一番見たい「YOUに密着する舞台裏」をとらえることはできませんでした。ですが、密着が出るまであきらめません!

    ということで、次回はYOU密着の瞬間をご期待ください。我々ウェブ班も、ディレクター陣を見習って足で稼いでいきます。

    <(いつかわからないけど)つづく>

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