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2018年5月2日放送

ニッポンの人手不足もここまで来た...新・人材争奪戦勃発

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

ニッポンの人手不足もここまで来た...新・人材争奪戦勃発

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先日、衝撃的なデータが発表された。
2017年度、倒産した企業は、前の年度に比べ1.6%と微増に留まったのだが、
「人手不足による倒産」が44%も増えたことがわかったのだ。
今回のジパングは、いま日本で新たに起こっている「人手不足」とそれに伴う、
新たな「人材争奪戦」を徹底取材した。

  • 日本で働くために猛勉強するベトナム人学生 日本で働くために猛勉強するベトナム人学生
  • ナビゲーターの鎌田と外国人ドライバー ナビゲーターの鎌田と外国人ドライバー
  • 日本に留学する優秀な中国人学生 日本に留学する優秀な中国人学生
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放送内容詳細

人手不足に悩むタクシー会社が・・・外国人を採用!

ドライバーの平均年齢がまもなく60歳に届くと、悩むタクシー会社。
人手不足と高齢化に打ち勝つため、東京のタクシー会社が考えたのが外国人の採用。
しかし、お客さんとコミュニーケーションが取れないと意味がないからと、長年日本で暮らす外国人を採用することを始めたのだ。すると・・・100人を超える応募が。
日本語が話せる外国人が救世主となるか?

ナビゲーターの鎌田と外国人ドライバー ナビゲーターの鎌田と外国人ドライバー

日本の有名企業が中国人留学生を「青田買い」!

日本で働く人も足りないが、海外に進出する日本企業は、海外の工場や支店で働く優秀な人も喉から手が出るほど欲しい。そこで考えたのが、日本に留学している「外国人留学生」を積極採用する事。実はいま、中国人専門の大学受験予備校が日本にいくつかある。東京・新宿にあるとある予備校は、学生数2300人、去年は東大に10人、早稲田には100人以上合格させた。この学生を、日本の大手企業に紹介しようとする人物がいるのだ。

日本に留学する優秀な中国人学生 日本に留学する優秀な中国人学生

いま日本のオジサンが中国で大人気!

人手不足の日本だが、いま日本から大量に人材が流失しようとしている。
出ていくのは、日本の50代から60代のいわゆるオジサン世代。
いま中国は、大都市にある企業だけでなく、地方都市にある企業もすごい勢いで成長している。そんな成長著しい企業が、日本のベテランを欲しがっているというのだ。
一体中国のどんな業種のどんな企業が、日本のどんな人物を欲しがっているのか、取材した。

中国企業にヘッドハントされる日本人 中国企業にヘッドハントされる日本人

NAVIGATOR

鎌田靖

鎌田靖の編集後記

鎌田靖  人手不足が深刻なタクシー業界。女性ドライバーは珍しくなくなりましたが、東京の日の丸自動車興業は、外国人ドライバーの採用に踏み切りました。私が取材したのは、オーストリア人のルガー・ウルフガングさん(50)。路上に出てまだ1ヶ月の新米ドライバーですが、流暢な日本語を駆使し、思わず話し込んでしまいました。「道を間違えることもありますが、ガイジンだから許してくれます」とユーモアたっぷりに話すルガーさん。会社では2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、外国人旅行者をターゲットにしているのですが、日本人客の人気も集まりそうです。
 今回のテーマは人手不足。その対策のひとつがこうした外国人の活用です。日本は今のところ移民政策はとっていません。番組で取り上げたのは高度人材という仕組み。日本で働く外国人について、学歴や年収などの項目ごとにポイントを設け、一定のポイントを超えた人を高度人材と認めて、永住権などを優遇するのです。つまり「優秀な外国人に限って移民を許す政策」と言い換えてもいいでしょう。
この制度について4月27日付日経新聞の「経済教室」に興味深い記事が載っていました。慶応大学の中島隆信教授の「安易な外国人依存避けよ」という論文です。中島教授によると、日本にはいわゆるポスドク(博士課程終了済みの非常勤の研究者)が2015年時点で1万6千人。このうち35歳以上が半数近くに上ります。つまり国内でこれだけの高度人材が安定した職に付いていないのに、それを放置しておいて海外の高度人材に頼るのはおかしい、というのです。
 説得力ある指摘だと思います。番組では触れなかったので編集後記で紹介しておきます。
 それにしても難しい問題ですね。単に外国人を受け入れるというだけでなく、女性や高齢者など多様な人々によって支えられる社会を目指す。抽象的にいえば解決策はそんなことになるのでしょうが、この問題引き続き取り上げていきたいと思っています。

編集後記の後記

 この人手不足の問題。私自身にもささやかな影響があります。私の妻は障がい者の施設でヘルパーをしているのですが、ヘルパー不足から5月は19日出勤。うち泊りが10日という忙しさ。仕事に生きがいを感じて本人は楽しんでやっているようなんで、もちろん反対はしません。というより妻の不在の間、私には密かな楽しみがあるのです。それは自分で夕食を作ること。こう見えて料理が好きなので。ちょっと高いステーキ肉を買ってきて、バターとオリーブオイルでじっくり焼き、最後はブランデーでフランベして出来上がり。そしてこれだけではありません。好きなお刺身も買ってきて、ビールやワインと一緒に盛大に食すのです。犯罪的ですね。体に良いわけでもない。何よりも無駄使い。でもわかっちゃいるけどやめられないのです。「人手不足」によって私はささやかな喜びに浸ることができるのです。
 
 その密やかな楽しみを何故あえてここで記すのか?残念ながらこの企みが妻にばれて、二度としませんということになったから。やれやれ。

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ご注意下さい

最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。