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2018.08.24 テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」豪華出演者決定!!
佐藤浩市・天海祐希 出演
テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル
「Aではない君と」
杉田雷麟 戸田菜穂 市川実日子
山本耕史 八嶋智人 寺島進
安田顕 仲村トオル 山﨑努
豪華出演者決定!!
9月21日(金)夜9時から放送決定!!
自分の子供が「殺人の罪」に問われた時、
あなたはどう向き合いますか?
テレビ東京では、9月21日(金)よる9時~テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」を放送致します。この作品は、第37回吉川英治文学新人賞を受賞した、作家・薬丸岳 原作の小説『Aではない君と』を初めて映像化・テレビドラマ化した意欲作です。主演の佐藤浩市が加害者の少年の父親・吉永圭一役、共演の天海祐希が吉永を支える弁護士・神崎京子役を演じることは既報の通りですが、今回、新たに決定した豪華出演者を発表致します!!
吉永(佐藤)の息子・青葉翼役には、本作の子役オーディションを勝ち抜いた期待の新人、杉田
さらに今回は、この豪華メンバーが勢揃いしたポスタービジュアルも一気に公開!!
製作陣には、脚本に深い人間描写に定評があり、多方面で活躍中の山本むつみ(「八重の桜」「ゲゲゲの女房」「コウノドリ」ほか)。そして今、日本の映像業界を牽引する気鋭の女性スタッフ、ドリマックス・テレビジョンの塚原あゆ子監督(TBSドラマ「アンナチュラル」、映画「コーヒーが冷めないうちに」)と、新井順子プロデューサー(TBSドラマ「アンナチュラル」「リバース」)のコンビを迎えた今作。テレビ東京を舞台に視聴者の皆様にこの秋一番の感動を呼び起こす、ヒューマン・サスペンスドラマにぜひご期待下さい!
テレビ東京ドラマ制作部
稲田秀樹 チーフプロデューサー コメント
ついに『Aではない君と』の豪華キャストのお披露目となり、放送も近づいてきたことを想うとプロデューサーとして感慨もひとしおです。
数年前、薬丸岳さんの原作に圧倒され、何とか映像化してみたいと思い立ちました。そこに流れる深く重いテーマである「少年犯罪」「加害者と被害者双方の苦しみ」「贖罪のあり方」など…難しく答えのない問い掛けをどう扱うべきか、当時はまったく勝算はありませんでした。ただ、とにかく逃げずに正面から向き合おうと考えたことだけを憶えています。
正直、今どきのテレビには似合わない内容で、普通ならまず通らない企画です。着想から色々と紆余曲折がありましたが、今回、豪華なキャストと制作陣を得て、ようやく実現にこぎ着けることが出来ました。撮影前、塚原監督とは、そんな難しい内容だからこそエンタテインメントであることを忘れずに作りましょうとも話しました。今、完成品を前にして、その志は報われたと感じています。
撮影も佳境を迎えた頃、現場で印象的な出来事がありました。佐藤浩市さん演じる父親に向かい、初めて息子が自分の想いを吐露する大切な場面でのリハーサルのことです。息子役の杉田くんが気負いもあってか、感情を剥き出しにする芝居がうまくいかず、現場に不穏な空気が漂い始めたのです。ひとまず食事休憩を挟んで落ち着こうとなったのですが、そんな中、佐藤さんが杉田くんにこう声を掛けたのです。「俺の経験でいうと、こういう時は何も食わない方がいい。飯は食うな。俺も食べないから」と。僕はその心遣いに驚きました。とかく人間関係が希薄となった現代にあって、それは紛れもなく、人生の先輩から後輩へバトンを手渡すかのような…希有な瞬間だったのです。僕には二人の姿がまさに『父と子』に見え、この作品の成功を確信しました。
他のキャストの皆さんの熱量も同様に高く、それぞれに意義を感じて役に向き合って下さいました。ひとつひとつの台詞を大切にし、みんなが納得するまで話し合い、それでも足らずに電話でやり取りすることもあって、「面倒」は尽きませんでした(笑)。でも、その「面倒」はとても幸せな時間でもありました。スタッフ・キャスト全員が、真摯に取り組んだ想いは画面を通して必ず感じて頂けると思います。
ぜひ楽しみにご覧頂きたいと思います。
あらすじ
大手建設会社に勤める吉永圭一(佐藤浩市)に前妻・青葉純子(戸田菜穂)から突然の電話が入る。離れて暮らす中2の息子・青葉翼(杉田雷麟(らいる))が同級生への殺人容疑で逮捕されたと言う。ネット上には翼の実名や個人情報が晒され、困惑した吉永は弁護士の長戸光孝(八嶋智人)を訪ねる。早速接見するも沈黙を貫き通す翼。父にも心の内を明かさない。記者・中尾(山本耕史)からの情報で、翼が少し前に起こした万引き事件を収めたのが被害者の父で弁護士の藤井智康(仲村トオル)だと判明。そんな恩人の息子を殺したというのか…。翼の沈黙が災いし“逆送”、つまり公開の法廷で刑事審判を受ける可能性が高まっていく。現状を打破すべく長戸はお母さん弁護士の神崎京子(天海祐希)を紹介。神崎は献身的に吉永親子に向き合うが、翼は反抗的な態度を取り続ける。やがて神崎は保護者が弁護士同様の立場となる『付添人制度』の存在を知り…。息子の心の叫びに、改めて耳を傾け始める吉永。はたして翼は本当に殺人を犯したのか?
2018.06.06 佐藤浩市・天海祐希「Aではない君と」今秋放送決定!
第37回吉川英治文学新人賞受賞作品
初のTVドラマ化
佐藤浩市・天海祐希 競演
本格ヒューマン・サスペンス大作 今秋放送決定
「Aではない君と」
原作:薬丸岳『Aではない君と』(講談社文庫)
自分の子供が「殺人の罪」に問われた時、
あなたはどう向き合いますか?
テレビ東京ではこの秋、スペシャルドラマ「Aではない君と」の放送を決定いたしました。この作品は、第37回吉川英治文学新人賞を受賞した、作家・薬丸岳 原作の小説『Aではない君と』を初めて映像化・テレビドラマ化します。主演には、テレビ東京のドラマ出演は10年ぶりとなる佐藤浩市(※1)が決定、また共演に、テレビ東京のドラマへの本格的な出演は今作が初めてとなる天海祐希(※2)が決定しました。
佐藤が演じるのは、一人息子の翼が起こした死体遺棄事件により、翻弄されていく会社員、吉永圭一。息子は本当に人を殺したのか?息子の犯した“罪”とは何なのか?そして、“命の意味”とは……。難題を突き付けられる難しい役柄に挑みます。
天海は、翼が起こした事件を担当する弁護士・神崎京子を演じます。神崎は、逮捕後も何も語ろうとしない吉永の息子・翼にギブアップした前任者を引き継ぐ形で弁護を担当。なかなか真相への突破口を見いだせない中で、根気よく親子に寄り添い、吉永の最大の理解者として事件の真相と向き合っていきます。
日本を代表する豪華な俳優2人の競演に、どうぞご期待ください。
また、製作陣も、いまの日本のドラマ界を引っ張る気鋭の女性スタッフが集結しました。ドラマ「アンナチュラル」(TBS)が記憶に新しい、ドリマックス・テレビジョンの塚原あゆ子監督と新井順子プロデューサーのコンビが名を連ねました。塚原監督は2時間枠の特番ドラマを演出するのが今回初めてとなります。テレビ東京を舞台に視聴者の皆様にこの秋一番の感動を呼び起こす、ヒューマン・サスペンスドラマをお届けします。
(※1)2008年「本当と嘘とテキーラ」主演以来
(※2)2017年「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」へのゲスト出演あり
吉永圭一役 佐藤浩市 コメント
Q、出演にあたっての意気込み、吉永役への思いをお知らせください。
薬丸岳さんの原作モノは今回で2作目ですが、どちらも“加害者家族”という、子供が殺人の罪に問われたときに、どういう形で受け止めるのかという正解のなさ……贖罪を含め、ただ「謝る」ということでは何もクリアできないという、答えがあるようでないような、そういうテーマの作品です。そんな薬丸さんの原作の難しさを僕はどういう形で提示できるのかなと…。その難しさと今、向き合っています。前回出演した(映画)『友罪』とはまた違った形で踏み込んだあり方、子どもとの距離感であったり、何かそういったものがひとつ踏み込んでできるのではないかな、と。
Q、天海祐希さんとの共演について
天海さんと共演するのは久しぶりで…子供を持つ女性弁護士という役柄を、彼女が彼女らしく、また彼女らしくなく、どう演じてもらえるのか非常に今から楽しみです。
Q、視聴者の方へのメッセージ
テレビを観られる方々が、テレビに何を求めているのかでずいぶん感じ方が変わってしまうのだと思うんだけれど、こういう題材の作品をテレビで放送するということ、それを視聴者の方に提供するということの意味を、ぜひご覧になる方々にも感じていただけたらと…。
できれば避けたほうがいい題材なのかもしれないけれど、この作品に我々ができるだけ逃げずに、向き合って、向かい合って、これから作品を作ろうとしています。その想いを視聴者の方々にも何か、受け止めていただきたいなと思っています。
吉永圭一
穂村建設企画部の部長。部下に信頼され、新プロジェクトである美術館建設の責任者としてこれから辣腕を振るうという時に、一人息子の翼が起こした死体遺棄事件により、激流に飲み込まれ、翻弄される。誰もが陥る可能性がある事件と真摯に向き合い、息子の心と対していく中で、徐々に父親としての自覚を取り戻し、真相に立ち向かってゆく。
神崎京子役 天海祐希 コメント
Q、出演にあたっての意気込み、神崎役への思いを教えてください。
私は、加害者、加害者側家族を支える弁護士の神崎京子を演じさせていただきます。
台本を読み終わり、胸の痛みが止まらずにいました。
誰の、どの立場も分かるが故、とても苦しかったです。
しかし、だからこそこのドラマには、意味があるのではないかと。
この作品に参加させて頂けて、大変光栄です。
丁寧に丁寧に、心を込めて演じたいと思います。
「Aではない君と」
この作品に対する、主演の佐藤浩市さん、携わる全ての人々の思いが沢山の方々に伝わる事を願っています。
Q、佐藤浩市さんとの共演について
佐藤浩市さんは、心から尊敬する先輩で、素敵な兄貴で、お芝居や向き合う姿勢、人としてなど....沢山の事を教えてくださいます。
共演の経験はあるのですが、今回の様にがっつりとお芝居させて頂くのは、初めてなんです。
なので、怖い反面、とても嬉しくて、やっぱり緊張して....
でも、成長を見て頂きたいし。非常に複雑な心境ですが(笑)
こんなに幸せな事はないなと思って、全身全力でぶつかろうかと。
えへへ。
神崎京子
翼の事件を担当する二番目の弁護士。前任の弁護士がギブアップし、その後を引き継いだ。三児の母で、愛情深い人物。取り調べに無言をつらぬく翼に根気強く接してゆくが、突破口を見いだせない。吉永とは時にぶつかることもあるが、最大の理解者であり続けた。悩んだ末に肉親が「付添人」となり、弁護士と同等の役割を果たすアイデアを吉永に提案する。
原作について
本作の原作者、薬丸岳氏は2005年『天使のナイフ』(講談社文庫)で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。以降も、2017年『黄昏』で第70回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞、現在公開中の映画「友罪」の原作でも知られており、“少年犯罪”をテーマに扱った作品を多く世に生み出してきました。
第37回吉川英治文学新人賞を受賞した『Aではない君と』は、誰の身にも起こりうる、ただただ普遍的な親子の愛を描いた社会派の感動作。今回が初のドラマ化となります。
原作者・薬丸岳 コメント
デビュー作である『天使のナイフ』からいくつかの少年犯罪にまつわる作品を描いてきました。その多くが、残忍な罪を犯す加害者への怒り、被害者やそのご家族が感じてらっしゃるであろう悲しみと無念、そして加害者を護るために存在する少年法への理不尽さを訴えるものでした。
テレビのニュースなどで悲惨な事件に触れると、わたしは必ず被害者やそのご家族に感情移入してしまいます。そんなわたしが殺人を犯した少年とその親に寄り添う物語である『Aではない君と』を紡いでいくのはとても難しい作業となりました。ただ、どんなに困難であっても描きたい題材でした。この作品で描かれる問題を考え続けることで、どうすればこのような悲惨な犯罪をなくすことができるのかという答えの一端が見えてくるのではないかと感じたからです。
そのような思いで紡いだ『Aではない君と』が今回、わたしも大好きな役者さんである佐藤浩市さんと天海祐希さん、また素晴らしいスタッフの手によってドラマ化していただけることになり、望外の喜びを感じております。
殺人という取り返しのつかない大きな罪を犯した少年に、佐藤さん、天海さん、そしてスタッフの皆さんが、ドラマの中でどのように寄り添い、どのように向き合い、また視聴者に向けてどのようなメッセージを導き出されるのか。今から作品の完成が楽しみでなりません。
塚原あゆ子監督(ドリマックス・テレビジョン)コメント
もし、近しい人が殺人罪で逮捕されたら。
その人の無実を信じられるだろうか。
その罪を受け入れられるだろうか。
許されることのない、その苦しみを一緒に背負えるのだろうか。
原作の中に流れる、答えのない問いに、胸を掴まれました。
映像化する事は非常に難しいけれど、この問いを出来るだけ多くの人に投げかけたいと思いました。翼という少年の真実とそれを探る父親の姿を、スタッフ一同真摯に描いていきたいと思います。
テレビ東京ドラマ制作部
稲田秀樹 チーフプロデューサー コメント
数年前に原作を読んだ時、そのテーマの奥深さに心が震え、ぜひ映像化したいと思い立ちました。もともと薬丸岳先生の作品のファンでしたが、本作品はそのミステリー性の巧みさとともに、親子の情を描いたヒューマン性の豊かさが際だっています。難しいテーマながら、誰もが同じような体験をしかねない「普遍的」な内容でもあり、誰もが気軽に見られる「テレビドラマ」という形で世に出したいと考えました。
その後、様々な困難があり、なかなか実現に至らなかったのですが、結果、主要キャストに佐藤浩市さん、天海祐希さんという当代最高峰のカップリングといっていいお二人をお迎えすることができ、さらには脚本に『八重の桜』、『ゲゲゲの女房』、『コウノドリ』などでご活躍の山本むつみさん、そして『夜行観覧車』や『リバース』、最近では『アンナチュラル』などのヒット作が続く、今一番脂の乗ったクリエイターである新井順子プロデューサーと、塚原あゆ子監督のコンビにも参加して頂き、これ以上は望むべくもない最強の布陣が揃いました。本当に待った甲斐があったと思っています。
これからスタッフ・キャストともに難しい戦いへと挑むことになりますが、あえてエンタテインメント性にこだわりながら、最後に「何か」を残せるドラマになればと考えています。テレビ史に残る第一級のヒューマン・サスペンスを目指します。
あらすじ
大手建設会社に勤める吉永圭一(佐藤浩市)に前妻・青葉純子から連絡が。離れて暮らす中2の息子・青葉翼が同級生への殺人容疑で逮捕されたと言う。ネットに翼の実名や個人情報が晒され、困惑した吉永は弁護士の長戸光孝を訪ねる。早速接見するも沈黙を貫き通す翼。父にも心の内を明かさない。記者からの情報で、翼が過去に起こした万引き事件を収めたのが被害者の父で弁護士の藤井智康だと判明。そんな恩人の息子を殺したというのか…。翼の沈黙が災いし“逆送”つまり公開の法廷で刑事審判を受ける可能性が高まっていく。現状を打破すべく長戸はお母さん弁護士・神崎京子(天海祐希)を紹介。神崎は献身的に吉永親子に向き合うが、翼に変化はない。やがて神崎は保護者が弁護士同様の立場となる『付添人制度』の存在を知り…。息子の心の叫びに耳を傾け始める吉永。翼は本当に殺人を犯したのか?
今後発表予定の豪華共演者情報にも
ご期待ください!
番組概要
番組名 | テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」 |
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原 作 | 薬丸岳『Aではない君と』(講談社文庫) |
放 送 | 9月21日(金)夜9時放送 |
出 演 | 佐藤浩市 天海祐希 杉田雷麟 戸田菜穂 市川実日子 山本耕史 八嶋智人 寺島進 安田顕 仲村トオル 山﨑努 |
監 督 | 塚原あゆ子(ドリマックス・テレビジョン/「アンナチュラル」「リバース」) |
脚 本 | 山本むつみ (「ゲゲゲの女房」「八重の桜」「コウノドリ」) |
チーフプロデューサー | 稲田秀樹(テレビ東京) |
プロデューサー | 倉地雄大(テレビ東京) 新井順子(ドリマックス・テレビジョン) 加藤章一(ドリマックス・テレビジョン) |
制作協力 | ドリマックス・テレビジョン |
製作著作 | テレビ東京 |
放送局 | テレビ東京系(TX、TVO、TVA、TSC、TVh、TVQ) |