第8話「嵐の予感」
「百錬自得の極み」を発動し比嘉中部長・木手を圧倒!勝利を収めた手塚。そのあまりの強さを目のあたりにし、決意の表情で会場を後にした氷帝・跡部。昂ぶる気持ちのまかせるままに、制服のまま自宅プールに飛び込み、青学へのリベンジに思いを巡らす。一方、大阪・四天宝寺1年、遠山金太郎はついに東京に到着、乗り遅れたバスを追いかけた末ようやく辿り着いた全国大会決勝が行われるセンターコートで、リョーマと運命的な出会いを果たす!あくまでクールなリョーマに対し天然の金太郎。波乱の予感・・・。
それぞれが、それぞれの思いを抱えて過ごす決戦前夜。約束していたわけでもないのに、苦杯をなめた関東大会1回戦VS青学戦の試合会場へと集う氷帝メンバーたち。屈辱の時に終止符を打つべく静かな闘志を燃やす彼らの前に、突如現れた跡部は・・・
第9話「折れない心」
青学VS氷帝、宿命の対決ふたたび!先陣を切るは、シングルス3・桃城武VS忍足侑士。久しぶりの公式戦出場の桃城は、パワー一辺倒のテニスから脱却を果たし、山籠もりによって極限まで高められた環境や相手の心理を見抜く洞察力を武器にゲームを有利に進める。当初は桃城のプレイスタイルのあまりの変貌ぶりに苦戦を強いられる忍足だったが、「心を閉ざす」という驚愕の対抗策で反撃に打って出る!次第に追い詰められる桃城は持ち前の気合と根性で必死に立ち向かうのだったが、勢いあまってフェンスに激突、流血の傷を負ってしまう!