島田 弘久

さようなら伝説の男

ノリックが逝った・・・。伝説のGPライダーも交通事故という、公道に潜む悪魔に飲まれてしまった。公道には「信頼の原則」というものがある。それが破られてしまえば、ノリックといえどもどうしようもない・・・。すごかったんだ、ノリックは。伝説が本当…

朝青龍問題

こうなると、朝青龍問題はなんだか吹っ飛んでしまった感じですね。旧態依然とした封建社会、絶対服従の上下関係。いい部分があるからこそ継承されてきた伝統ですが、悪いところが最悪の形で出てしまった感じです。相撲ファンとして残念で仕方ありません。時…

GO!江戸

9月21日。大相撲の境川部屋へ朝稽古の取材に行きました。いま一番勢いがある相撲部屋かもしれません。写真は部屋での写真でありませんが、豪栄道(ごうえいどう)関です。この9月場所新入幕の21歳。新入幕力士ながら異例、横綱との結びの一番が組まれ…

声援!

プロ野球はシーズンも大詰めを迎えています。また、水泳、陸上、柔道、レスリングと世界選手権も行われています。選手たちの笑顔や涙に、熱狂したりグッときたり。・・・本当はも少し冷静に見られたほうがいいんでしょうけどね(笑)。僕の仕事の中で好きな…

飛び出せ青春

もうこの時期になると、冷房が欲しくなる夜もある。冷房といってもクーラー機能よりもドライをかけることのが多いのだが。 ろくにメンテナンスや掃除をせずに、久しぶりにクーラーをかけると摩訶不思議なことがあったりする。おととしは回したとたんに、巨大…

カブキの世界

「暮れなずむ街」間違って使う人も多いが、中々暮れそうで暮れない空のことだ。早いもので、千代田線のホームから上がって最寄り駅の出口からみえる景色はまさに暮れなずむ街で、海援隊を頭にこだまさせながら腐ったミカンの方程式を思い出すのである。しか…

赤と青 番外編

結末をどう書こうか考えていたら、もう試合が迫ってきてしまった!!そんな中での「赤と青」でした。赤コーナー青コーナーだから、ぼんやり「赤と青」なんてしたものの、どうやって落ちを作るか考えていました。アキラはチャレンジした。そう、アキラという…

赤と青 ⑪ (シリーズ最終章)

【ステンドグラス】2007年6月4日午後8時10分過ぎ。パシフィコ横浜。純白のキャンバスでデンとアキラは交錯した。第1ラウンド、王者の右ストレートが挑戦者のアゴ元を捕らえ、一瞬膝が落ちた。王者が、初挑戦の選手にいきなり大きいパンチをあてて…

赤と青 ⑩ (シリーズ物です)

【ハート&ソウル】「賽は投げられた」紀元前49年の1月10日、カエサルがルビコン川を渡りイタリアに侵入したときの有名な言葉だ。遥か時を経て、2004年1月10日。デンはついに世界の頂点に立った。WBC世界ミニマム級王座獲得は、7度防衛のホ…

赤と青 ⑨ (シリーズ物です)

【時間旅行】昭和34年8月10日。パリーグの首位は南海ホークス。61勝30敗で大毎に3.5ゲーム差だ。投手では西鉄の稲尾が21勝11敗でハーラートップ、南海杉浦は23勝3敗で防御率2位、250イニング前後に達している2人とも1点台の防御率…

赤と青 ⑦ (シリーズ物です)

【あしたのために】今日はクールビズで半袖シャツで決めてみたものの、そこにいるだけで背中に汗が滲む。唸り声にも似た断続的な呼吸音、重く鈍い打撃音、ゴム底のシューズと床の摩擦音が入り交じる。吹き抜けの天井にあるスピーカーからはアイオブザタイガ…

赤と青 ⑧ (シリーズ物です)

【懐の刀】サムライ川嶋勝重が戻ってきた。1月3日、身も心もズタズタに切りつけられ、生涯初めて地に這わされた侍だ。陽気なメキシカンの影ばかりを追い続け、自慢の名刀は空を切ったあの日。侍はかの弘法大師の足跡をたどり、四国遍路の旅に出ていたとい…

赤と青 ⑥ (シリーズ物です)

【白い雲】何で僕がリングに立たなければならなくなったかはもうわからない。とにかく代役であることは間違いない。しかし、見よう見まねでシャドーボクシングはするものの、スパーリングすらしたことが無い。恐怖に近い不安で額に汗が滲むのがわかる。相手…

赤と青 ⑤ (シリーズ物です)

【横浜に炎立つ】2004年1月。拳にすべてを託し極東の島国にやってきたデン少年は歴史を作った。その頂点に立ったのだ。歴史は動く。ドラスティックでダイナミックな変動もいつしか来るものだ。今からおよそ150年前、横浜の海にタールで塗られた漆黒…

赤と青 ④ (シリーズ物です)

【メナム川】「コンニチハ、ゲンキデスカ?ボク、チョシ、イイデス。オヨグノ、ウマイデス、ムカシカラ」デンが、プールサイドに手をかけて取材の僕に話しかけてきた。かつてデンが中島健選手相手に防衛戦を行う直前の伊東キャンプを尋ねた時の話だ。ロード…

赤と青 ③ (シリーズ物です)

【朝は地球上平等に】デン青年がタイ北部ピチット県の貧しい家庭に生まれたのは28年前の12月。この土地、かつて最初はサルワン(王の池)という名前であった。その後オーカブリー(湿地帯の町)に変わり、最終的にピチット(美)となった。彼の美しい心…

赤と青 ② (シリーズ物です)

【朝日昇る東の空】潮騒と言うと少しロマンチックだ。今朝の伊豆の波はずいぶんと高く、荒々しく聞こえる。朝6時。漁師たちの船は当の昔に出ている時刻だが、私にとってはあまりにも早い。と言うか、前日の仕事が8時半に始まって、そのまま深夜勤務になだ…

赤と青 ① (シリーズ物です)

【茜さす微笑みの国】ゴールデンウィークも終わり日常を取り戻した街に、初夏のような日差しが降り注いでいる。東京では最後となった路面電車の姿が数秒、ビルの間から時折見える街角に、そのガラス張りのボクシングジムがある。何かに取り付かれたかのよう…

トークショー

今日はこれからトークショーの司会。ロックオペラTOMMYの公演終了後にやるんです。TOMMY知っています??若い人は知らない人も多いと思うんですが・・・。「TOMMY」はTHE WHOという伝説のロックバンドが1969年にロック・オペラとし…

失神プレイに萌え

落ちる寸前でした(汗)。今日は格闘技の取材で埼玉県和光市にあるA-3ジムに来ています。総合格闘家・門馬秀貴選手の取材です。門馬選手は長身イケメンで有名で、その上強い!得意技は三角締め。ということで。。。島田「三角締めって極まるとあっという間で…

キャンプ取材日和

プロ野球のキャンプ取材で沖縄にいます。北谷(ちゃたん)では中日ドラゴンズです。写真は不明瞭ですが、左に福留選手、右にオレ竜落合監督です。なにやら秘技の伝授のようす。奥義とは口伝のみってことですね。なになに?

柔道取材日誌 1月25日

今日は東海大。綜合警備保障所属の塚田真希選手が練習に来ているんです。そうそう、あの井上康生選手と一緒にコマーシャルにでていた選手です。男子部員 ♪1・2・3・4アル○ック、ホームセキュリティーはアル○ック女子部員 ♪ファイッオー!ファイッオー!…

柔道取材日誌 1月19日

今日の取材は世田谷にある三井住友海上柔道場です。写真は横澤由貴選手。アテネ五輪の銀メダリストで、世界選手権でも2個のメダル。去年のアジア大会でもメダル獲得。でも金色がないんです。でも本人は「神様が『もっと柔道続けなさいっ』って言っているん…

奄美柔道日誌 1月12日

ついにカヌートレ実行の日。マングローブの原生林の中に、マッスルな女性たちが大挙してこんな感じで。ウッホウッホ??こんな写真になるとは思いませんで(笑)

奄美柔道日誌 1月12日

おお!かっこいい。今回は2月の中旬に開催される”フランス国際柔道”の中継に向けての取材なんです。増田アナと一緒に現地から実況をお伝えします。女子は五輪金メダリストから、ポスト谷亮子と言われる期待の女子高生柔道家まで全7階級にひとりづつ派遣さ…

奄美大島

柔道女子代表合宿の取材で奄美大島に来ています。合宿の様子は後日アップします。ここはマングローブの原生林。明日、選手がこここでカヌーにのるとかで、下見です。カヌートレーニング??息抜きでしょうかね。カヌーは一本のオール。さすが柔道。オール一…

勝負の世界

ボクシンググランプリ2007が終わりました。なんといってもエドウィン・バレロ選手の1ラウンドKO!これで21戦連続KOしかも19試合が1ラウンドKO!なんじゃぁぁぁxこいつは~。ってこの”カミナリ”バレロ、環境求めて日本に来たけど、もうすぐラスベガスの…

賀正

あけましておめでとうございます!本年も宜しくお願いします。皆さんにとってもすばらしい1年になりますよう心よりお祈り申し上げます。これはPCで作成中の年賀状です。まずは1月3日ボクシング世界タイトルマッチです!どううぞ・・・どうぞ・・ご覧くだ…