<連載スタート!>池谷実悠アナウンサーの“推し事”備忘ログ「子どもの頃の私には、みんなが持っているリミッターがありませんでした」

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私の連載「池谷実悠の“推し事”備忘ログ」がスタートしました!最初に連載のお話をいただいた時は、とにかく嬉しくて…。元々サブカル女子で、最近は「女性アナ本気まんが部」や「池袋KAWAIIプロジェクト」など、推し事(推しを愛するための活動)をお仕事にするという大変幸せな機会に恵まれることも多くなりました。この連載でも、皆さんに私の“推し事”をお伝えしていけたらいいなと思っています。

まずは私、池谷実悠がどんな子どもでどんな思春期を過ごしてきたのか…自己紹介から始めてみたいと思います。

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カブトムシのゼリーや愛犬のおやつを食べたり…1度思い立ったらなんでもやってみる!本当に風変わりな子でした

思えば、昔から二面性のある子でした。出身は静岡県。自然豊かな田舎育ちなので、普段はガキ大将のように外で遊ぶのが大好き。木に登ったり秘密基地を作ったり…近所に女の子がいなかったこともありますが、とにかく男の子と一緒に遊ぶことが多かったです。外遊びのときはものすごくアクティブで、屋根によじ登っては飛び降りたり、屋根の上に秘密基地を作ったりして遊んでいました。今でも覚えているのが、秘密基地でたんぽぽをすり潰したジュースを飲んだこと。ザラザラした石を持ってきて、その上でたんぽぽをすり潰すんです。たんぽぽはよく色が出るんですけど、ほかの草と一緒にすり潰してビニール袋に入れて…出来上がった色水を飲んでは「苦ーっ!」とかやって1人で楽しんでいました。今思い返すと、友だちはかなり引いていましたね。でもそれで、お腹を壊したことは1度もなかったです(笑)。

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子どもの頃の私には、みんなが持っているリミッターがまるでなかったように思います。何事も興味が沸くとやらずにはいられない性格で、カブトムシのゼリーや愛犬のおやつを食べてみたり、1度思い立ったらなんでもやってみる! 本当に風変わりな子でした(笑)。でも悪気はないし、それが周りのみんなとどこかずれているという認識もありませんでした。

アクティブな反面読書も好きで、図書館の利用者ランキングに載るくらい毎日図書館に通っていました。母が読書をすることに重きを置いていたので、幼少期から毎週土曜日は必ず図書館へ…。学校の先生からも「あれだけやんちゃに外遊びするのに、本もこんなに読むんだね」と不思議がられていたようで、周囲からも“ちょっと変わった子”という印象を持たれていたような気がします。狭いところや隅っこも好きで落ち着くので、よく押し入れで本を読んでいました。

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友だちも「どこに行くにもこの子と一緒!」というタイプではなく、その日やりたいことによって遊ぶ相手を変えていて、外遊びの友だちと図書館友だちがいました。みんなも「今日は池谷、図書館の日だから…」とそんな私を受け入れてくれて、とてもありがたい環境でしたね。遊びも人に合わせるというのがまったくなく、それは今も変わらないのですが(笑)、人目をあまり気にしたことがないかもしれません。

自分が企画した歴史バラエティや報道ドキュメンタリーが実現することを夢見ています

小学生の頃、図書館で特に好きで読んでいたのが資料集。戦時中の生活の様子が写真で掲載されている資料集があり、写真と一緒に昔を振り返るような本をたくさん読んでいました。小さい頃から曽祖父が沖縄戦で亡くなった話や、母方の祖父からも「空襲で頭にガラスの破片が刺さった」というような話を聞かされていたこともあり、自然と戦争や歴史に興味を持つようになりました。映画「火垂るの墓」を見た時の記憶も鮮明に残っていて、次第に「昔の日本で起きたことは、知っておいたほうがいいな」という思いが強くなりました。

小学6年生の頃、両親に「広島に行きたい」と頼んで旅行できることになり、平和記念公園に捧げるために、毎日千羽鶴を折ったことをよく覚えています。この頃から「もっと戦争のことを知りたい。現地に行って声を聞きたい」という意識が芽生えてきて、大学も史学科に進み、大人になってからも太平洋戦争について調べたり、時間を見つけては、資料館に行って学んでいます。

そんな経緯もあり、昨年放送された『池上彰の戦争を考える SP 終戦75周年特別企画~感染症の悲劇~』で、池上さんと沖縄に取材に行かせていただいたことはとても印象に残っています。人の温かさや空気を肌で感じながらの取材は、75年前の悲劇を目の前で見るように、心が大きく揺さぶられるものでした。本や資料で勉強することももちろん必要ですが、“自分の足や五感を使って心で直接感じてこそ、その場所を知ることができるのだ”とわかりました。関心があることを仕事にできるという幸せを、身をもって実感した忘れられない取材になりました。いつの日か、自分で企画した歴史バラエティーや報道ドキュメンタリーが実現することを夢見ています。

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そして子どもの頃、もうひとつ興味深かったものがあります。それは魔女もの! 魔女狩りなど、図説付きの本を読むのが好きで、次第に魔女の暮らしや魔術にも興味を持つようになりました。

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「富士サファリパーク」にて。魔術に登場する蛇に惹かれ「首に巻きたい(笑)」と親に頼んだところ却下され、触ることだけ許された時の1枚

変わった本を読んでは、頭の中で想像して1人で時間を過ごすようなところがあったので、当時母はすごく悩んだそうです。「実悠は変わっているから周囲に馴染めるのか…本当に心配で仕方がなかった」と。興味を持つジャンルも独特でしたし、やりたいことだけに猪突猛進するタイプだったので、当時はあまり読み書きも得意ではありませんでした。母は小学校の先生からも「いい加減勉強をさせてください」と言われていたようです。こうして振り返ると、幼い頃からオタク気質だったんだなと思います。

自分が「面白い」と感じたものを素直に発信していきたい! 「そんなアナウンサーがいてもいいのかな?」と思っています

 そんな私はやがて中学生になり、バレーボール部に入ってスポーツ少女になりました。そこで出会ったのが、『新世紀エヴァンゲリオン』。アニメオタクの子がバレー部にいて、部活が終わると、毎日『エヴァ』の話をしました。私はちょっとなよなよしているどちらかというとヘタレなキャラクターが好きで、『エヴァ』の推しはシンジくん。アニメや漫画では、いつも“強くなりたいけどなれない”というキャラクターに惹かれます。実際の男性でもそうなのですが、王子様系や自信満々の人を推すことはあまりないような気がします。基本的には自分に合わせてくれる人が好きかもしれないですね。

高校は元々女子校だった学校に通っていて、男女比でいうと3:7で女子が多く、私がいた文系のクラスはほとんど女子でした。男の子と会話したことはほとんどなく、精神年齢は小学5年生くらいからまるで変わってなくて、高校でも缶蹴りで遊んだり早弁をしたり…。お昼休みは、焼きそばパンをゲットするために廊下を全速力で走るような女子高生でした(笑)。大学進学後の私については、また改めてお話しさせていただきますね。

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とりとめもなくざっくばらんにお話してしまいましたが、これからも「自分の好きなことや面白いと感じたものを恥ずかしがらず素直に発信する」という姿勢は変えたくないと思っています。それは、個性を受け入れてくれるテレビ東京に入社したからこそ気づけたこと。「社会人になっても自分の好きなことを発信していいんだ。そういうアナウンサーがいてもいいのかな」そう思っています。

今後も自由に、私の“推し事”をお話しさせていただきますので、みなさんぜひ、のぞいてみて下さいね。

次回は3月中旬に公開予定! 「ジブリと歴史」についてお話しします。 

【池谷実悠アナウンサー プロフィール】
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1996年9月18日生まれ。静岡県出身。O型。2019年、テレビ東京に入社。『よじごじDays』(月、水、金曜メインパーソナリティー)、『7スタライブ』、『WBS ワールドビジネスサテライト』(トレンドたまご担当)、『TXNニュース』などを担当している。