スミスの本棚 特別編 『なでしこジャパン監督 佐々木則夫さん』

今回は、スミスの本棚 「特別編」

 

   なでしこジャパン監督の 佐々木則夫さんです。

 

今年、日本中を笑顔にしてくれた なでしこの皆さんを

常に優しく包み込んでいた 佐々木監督。

 

         この笑顔を見ているだけで癒されますね・・・

 

 

自らを、「間違いなく、調整型のリーダーだ」 という佐々木監督。

 

基本的なことはしっかり押さえながらも、

相手の状況に応じて、選手たちの状態を見ながら対応していくそうです。

 

『 トップリーダーの役割とは? 』  (森本)

 

『 目指すべき方向性を示すこと。

   あとは、組織や人事をしっかり配置すること。

      キャプテンや中堅陣の配置、

         そして選手のサポートチームをしっかりする。』 (監督)

 

そうすれば、リーダーの役割は半分終ったようなもで

   瞬間の判断は 全て「選手主導」にしていくことができるのだと。

 

 

『 年の離れた若い社員(選手)をまとめるコツは?』  (森本)

 

『 まとめようとしても、無理無理・・(笑)

  肩肘張らず、リラックスして向き合うこと。

     大切なのは、自分自身にも問答しながら、  

        自分が変わるべきところは柔軟に変えていくこと。 』 

 

ぶれないもの、変えるべきもの。

そして監督の謙虚で柔軟な姿勢が、

   自らも、そしてチーム全体をも高みに導いていったのでしょう。

 

夏のオリンピックを終えて、日本へ帰る飛行機の中。

「 4年間 精一杯やった。 」  

まさか、次も監督を続けるとは思っていなかった 佐々木監督。

 

監督続投のオファーが来たとき

「次の4年も、自分の気持ちに変革をもたらして 同じ気持ちでやれるか?」

悩んだそうです。

 

その苦しい時期に、何かを求めて 再度手にした本が、こちら。

 

   【 人生生涯  小僧のこころ 】    塩沼亮潤 さん

 

著者は、吉野・金峯山寺1300年の歴史で2人目となる

「千日回峰行」という荒行を果たし、翌年には四無行も達成した僧侶。

 

〇千日回峰行・・・往復48キロの山道を1000日間歩き続ける

         ( 事故にあっても病気になっても途中でやめることは   

           許されず、もし断念する場合は自ら命を絶たなけれ

           ばならないという苦行 ) 

 

〇四無行・・・9日間の 断食・断水・不眠・不臥(横にならず)

 

超人的修行の末に著者がつかんだ世界とは・・・

   『 与えられた環境をありがたく受け入れる 』

   『 人を思いやる、周囲への感謝 』

 

人生とは、思い通りにならないように設定されている。

それを、どう克服するか、どう感謝の気持ちを導いてくるか・・

自分自身と闘いながら人生の試合をする。

 

この本の中で、塩沼亮潤さんは

挫折と挑戦の繰り返しの中で、心を込めて実践することに

人生の意義があるのだ、と教えてくれているような気がします。

 

『 どこか、逃げている自分があった。

  人生は常に修行。 女子サッカーがこれからも伸びていく為の

  システムの構築や将来の選手の育成・・まだまだやるべきことは

  たくさんあって、僕なんて女子サッカーにとって小僧じゃないかってね。』

 

この本を読み返したときに、再確認したという、佐々木監督。

 

 

続投を引き受け、契約した瞬間から

                    もう覚悟はできた・・と 監督。

 

戦える場を与えてもらえることへの感謝、全てを引き受ける覚悟。

 

『 僕自身が、女子サッカーの未来を背負っている 』

 

目標と誓いを新たにした監督の目は、キラキラしていました。

 

 

収録後、近くで仕事をしていたという監督の娘さんが、

現場に迎えにいらっしゃいました。

「これから食事に・・」 と照れる監督。

最後に、素敵な「お父さん」の一面を見せて頂きました ☆