年間約3万件という盗難被害。
何の盗難か、皆さんは分かりますか??
それは、車のナンバープレートです。
車の部品の中で、一番盗難が多いのがナンバープレートだというから驚きです。
盗まれたナンバープレートの多くは犯罪に悪用されます。
最近は自分で番号を選べたりしますが、
大切な番号を記したナンバープレートが犯罪に使われていると
思うと・・・嫌な気持ちになりますね・・・!
そんな悪質な盗難被害から守るために開発されたのが、
12月5日放送のトレたまで取材したコチラのネジです!
一見、普通のネジのように見えますが実はなかなか取り外すことが
出来ないという画期的なネジなんです!ネジを回して取ろうとすると
空回りしてしまいます。
ネジの頭部に特殊な凹凸とらせん状の加工が施されていて、
ネジを外す際にはネジの頭の部分が別々になるように
なっています。なかなか複雑な構造で、特許も取得済みです。
開発したのは、主に車のアフターパーツやマフラー等を扱う会社です。
取り付けは、通常のネジとほとんど変わらず簡単なのですが
取り外しには専用の工具が必要です。シリアルナンバーで管理された
専用工具は、信頼のあるディーラーやカー用品店にのみ販売し、
一般には流通させません。
今後は、オートバイ用や、同じように盗まれやすいというソーラーパネル、
監視カメラ用にも合うような色々なサイズのネジを開発していきたい
ということです。
将来的には、ネジを見ただけで盗難を諦めるようになって欲しい
ということですが、この小さなネジが年間約3万件という犯罪を
減らすことの出来る、大きな力を持っているかもしれません。