トップランチ~企業トップの一言~

  

「夢をもてる世界。

それを創り出すビジョンとパッションが君にあるか?」

半導体世界最大手 インテル社長が提言するリーダーの心得。

 

 

茨城県にある「インテル筑波本社」

 

NYからマーケットを伝えていたころ、

私は何度、この企業の名を呼んだことだろう

 

半導体世界最大手。

 

パソコンの頭脳マイクロプロセッサーで、世界市場の9割を独占する巨人である。

彼らが動くとマーケットや経済が動く、世界に名だたる企業だ

 

その日本市場を統率する人物

さぞや、豪快で強面な方かと思っていたら

出迎えてくれた吉田和正社長は・・・・

 

なんて穏やかでやさしい瞳。

 

「ようこそ、ようこそ 佐々木さん」

 

311日の震災で、ここはほとんど全壊しまして

大規模修復をして、去年11月に再オープンしたんですよ

だから、ごらんのようにまだ未完成のところもあってねえ。

 

穏やかな語り口は、耳に心地よい

 

社員はみんな私のことを「かずさん」って呼ぶんですよ。

誰も吉田社長って言わない(笑)

佐々木さんも「かずさん」って呼んでくださっていいですよ。

 

なんてアットホームな空気。

ハイテク、半導体という鋼のイメージとは逆だ。

 

さらに

インテルの社員食堂は・・・・

広々した空間にカラフルな椅子がかわいくならび、まるでアメリカにいるみたいだ

 

 

-こんな大きな食堂、どうして作ったんですか?

 

 

半導体の世界というのはスピードが速いんです

どこの業種よりも。

だからこそ、ゆっくりと開放された空間で 心の余裕を持つ時間が大事です

アイデアは

ふとした拍子にひらめくもので、ここでボーっとしているときや、仲間との団欒の仲で思いつくもんなんですよね

 

 

社員がリラックスしていつでも立ち寄れるように

メニューは充実していますし

さらに、無料で楽しめるフルーツコーナーがあります。

 

ほとんどが、ここ筑波の地元の農家さんから調達しているもので、

社員のためでもあり地元の人との接点にもなり、貢献にもなる

これはいい取り組みでしょう?

 

 

僕自身、社長として常に心がけていることがあります

 

実は以前、ある人に「大事な事はゆっくりやれ」 いわれたことがあります。はっとしましたね。

 

なるほどっと思いました

普通は「大事な仕事だから早くやって」といいがちですが

そうではなく

「とても大事な仕事だから、君、ゆっくりやってくれと。」

心に響くことばでね。

 

 

この業界は寝る間もないほど 早く動くけれど、そんな中で

リーダーたるものが、どたばたしているとよくないんです、かっこ悪い。

 

リーダーはやはり誰がみてもバランスがあり安定していないと。

そこはきちんと意識していますね。

 

 

吉田社長のかもし出す

安定感、そしてこの穏やかさは、そんな心がけから生まれているのか。

 

 

筑波にいるときは、必ずこの社員食堂で食べるという吉田社長

ここの空間で どんなことを思うのですか?

問いかけると

 

 

わくわく感をどうやったらみんなに与えられるか。ですよね。

今は、インテルのステッカーはパソコンに貼ってあるだけですが

これから人々の生活がどんどんネット化されれば、インテルの高度な技術は「必ず」必要とされます。

自動販売機とか、冷蔵庫、車などなど、町のいたるところに

インテルのステッカーが貼られる日も近いかもしれません。

 

そしてみんなが

インテルのステッカーを見ただけで、

「この商品は何かすごいことができるに違いない」っていうわくわくしてほしいですよね。

 

新しい技術を創るのは私達です

その技術によって人々が夢を持てる世界を作りたい。

 

さらに今度はその技術が ちゃんと使える環境つくりをしないといけない

物を作るだけではなく

つかわれる環境まで整備していく。それがインテルの役目です。

 

やることはまだまだたくさんあります。

だからこそ、明確なビジョンと強いパッションがそこには必要です。

 

強い一言だった。