リチウムイオン電池にかける

 1028日のTHE TOP LINEはGSユアサの依田誠社長です。

 

GSユアサの主力事業は鉛蓄電池。自動車やオートバイをはじめ、様々なものに搭載されています。アジアでバイクの需要が伸びたことや、エコカー補助金による新車用電池の需要が増加したこと、さらに猛暑や厳冬の影響で補修用のバッテリーも好調と、3期連続で純利益が過去最高を更新しています。

 

しかし、やはり投資家の関心はGSユアサのリチウムイオン電池事業に集まっているようです。電気自動車の急激な普及を見越し、2年前に株価は急上昇。三菱自動車のアイ・ミーブにGSユアサのリチウムイオン電池が採用されると発表された時も株価は上昇しました。

残念ながら電気自動車の普及は「急激に」と言うには至らないのが現実で、GSユアサの株価もそれにあわせて下がっていったのが現実です。しかし依田社長は「電気自動車の開発には時間がかかるんですよ。リチウムイオン電池の需要拡大の速度は、電気自動車などの製品の開発と同じ。これからどんどん伸びるんです」と。来る需要拡大の局面でどれだけ高性能のリチウムイオン電池を提供できるのかが勝負の分かれ目。

依田社長は「2020年ごろにはリチウムイオン電池の売上高が、鉛蓄電池を中心とした既存事業と肩を並べられるようにしたい」と話します。鉛蓄電池で得た利益をリチウムイオン電池の開発にあて、2015年までに1000億円の投資を予定しています。

 

鉛蓄電池の好調にあぐらをかかず、リチウムイオン電池の研究開発に全力投球。世界で選ばれる電池を期待しています。