日刊ゲンダイコラム 4/21掲載分

まさに、青天の霹靂だった。
この4月から、朝の情報番組を担当することになり、これまでの生活が一変した。
23時からの生番組に向けてテンションを上げていた頃に眠りにつき、
逆に寝ていた時間に起きる。
毎朝目覚まし時計3つと格闘しながら、ベットから転げ落ちる日々・・。
1週目が終わった頃、新番組のMCでご一緒している、
ダチョウ倶楽部のリーダー肥後さんから、「試してみたら?」と、
市販の睡眠導入剤と、可愛いイラスト入りの励ましのお手紙を頂いた。
新しい環境に戸惑っている私を気遣ってくれたのだろう。
涙が出るほど嬉しかった。

その後の生活は徐々に改善され、睡眠時間は短いながらも、わりと爽やかな目覚めが
続いている。
午前4時半の起床後直ぐに、愛犬「モコ」との戯れタイム。
そしてまだ暗いベランダに出てのストレッチ体操。
引き続き、バランスボール1セット。
ヨーグルトを1本飲み干し、スッピンのまま迎えのタクシーへ滑り込む。
打ち合わせをしながらサンドイッチをモリモリ食べ、いよいよ8時の本番へ。
更に、休み時間にも控え室でパンやケーキを、ゲストの皆さんやスタッフと頬張る。
一日何食,食べているのだろうか。

生活パターンだけではなく、仕事の環境全てが変わった。
衣装も、スーツからかなりカジュアルなものに。
一緒に働く方も、記者からタレントさんへ。
1時間以上もスタジオの中を仕切り、
タレントさんの軽快なトークについていくのがこんなに大変だとは・・。
そして、この番組に与えられた課題は、何と言っても視聴率を上げること。
朝8時はTV各局の激戦区と言われ、他のチャンネルは強敵ぞろい。
8時前後に起きた人、子供を送り出した主婦に、いかにして選局してもらうのか。
どうしたら、面白くてためになる番組を作ることができるのか。
原点に帰って、皆で毎日格闘している。

それにしても、青天の霹靂だった。
「これから経済・報道の分野をもっと深く勉強したい」と切望していた私にとって、
新番組の担当は「想定外」だった。
ただ、ここで様々なことを学ぶ事が私にとって必要な経験であり、
ここに全力投球することが、いずれどのような仕事をやるにしても大 きな糧になる
こと、
最近少しずつ分かってきた。
さあ、明日も早起きだ!

(日刊ゲンダイのコラム 2007年4月21日掲載分)