日刊ゲンダイコラム 3月22日掲載分

春の日差しが心地よい、代官山のカフェ。
お行儀良くお座りした70匹のワンちゃんたちの
真剣な眼差しの向こうには・・大きなスクリーン。
川島なお美さんの愛犬、ミニチュアダックスのシナモンとココナッツちゃん は
相変わらず気品に溢れ、7匹の犬と暮らしているという槙原敬之さんの
ダイアナちゃん(フレンチブルドッグ)も、とってもおりこうさん。
川島さんからは、
「ワンちゃんを、ちゃんと愛してくれる人を結婚相手に選べばいいのよ。」と、
アドバイスまで頂きました。

お二人も参加したこのイベント。
実は、映画「犬と私の10の約束」 のワンちゃん同伴試写会。
この映画の元となった「犬の10戒」という短編詩を、皆さんご存知ですか?
犬から飼い主への10個のお願いのメッセージ。
作者不詳の英語のポエムがインターネットで広がり、世界中でブームになっていま
す。
『あなたには仕事も友達もあるけれど、私にはあなたしかいません』・・
自分で朗読しながら涙が止まらなくなってしまうほど、ぐっとくるメッセージ。

「私も、2歳半のトイプードルの男の子を飼っています。
仕事で辛かった時、大好きな人と喧嘩してしまった時、
泣いている私をいつも側で見ててくれたのが、その「モコ」でした。
週末になると、昼過ぎまで眠る私の側にお座りをして、じーっと待っています。
私が目を覚ます瞬間まで、決して起こしません。
私の携帯電話が鳴ると、突然、邪魔するようにまとわりついてきます。
他の誰かとつながっていることに、まるで「やきもち」をやいているかのよう
に・・。
10戒の一つ『私にも心があることを忘れないで下さい』、心に響きます。
そうだよね・・。
映画を観ながら号泣する私を、ひざの上のモコが心配そうに見上げていました。
10戒の最後はこう締めくくられています。
『私が死ぬとき、お願い、そばにいて下さい。そして、ずっとあなたを愛していたこ
とを、覚えていて下さい』

どんな人にでも、きっと何かを感じてもらえると思います。
「犬の10戒」、忙しい仕事の合間にでも、ちょっと覗いてみて下さい。
(日刊ゲンダイのコラム 2008年3月22日掲載分)