日刊ゲンダイコラム 2月14日掲載分 『厄年』

いよいよ今年「厄年」を迎えました!
ちょっとドキドキしています・・。



【 2009年 2月 14日 掲載分 】



「昭和52年生まれは大厄なんだから!」
厄年の表をガサガサと開いて見せながら、
仲良しのメークさんはいつも以上に興奮していた。
「絶対、厄払い、行かなきゃダメよ!」
昨年の前厄はおろか、今年に入ってもまだ重い腰を上げずにいる私に、
しびれを切らしたようだ。
最近、私の周りは「厄年」の話題でもちきりだ。
同い年の友達の間では「厄払い、行った?」
一時期、挨拶代わりのようにもなっていた。

女性は30代に2回厄年を迎える。
「数え年」で計算することを知らなかった私は,既に「前厄」が終わり、
いよいよ今年は本厄に突入したらしい。
・・ふむ。
確かに番組スタッフの中にも、これまで無かったような体の不調を訴えたり、
手術を要する病気に見舞われた人も。
事実、私も足の筋をひねったり、救急で運ばれ
胃カメラのお世話になったり・・
この1ヶ月間に起こった出来事が、更に不安を煽った。

そして迎えた2月3日。
立春の前に行くことを勧められ、取材を終えたその足で、
行きつけの神社に向かった。
トントントン、軽快に石段を上り鳥居をくぐると
「あら、こんにちは!」神社のお姉さんの、優しい笑顔が迎えてくれる。
名前と住所と生年月日を記入し、待つこと5分。
いつもは立ち入ることができない社殿の中へ案内され、
たった一人の厄払いが始まった。
想像していたような「お祓いの舞」など派手な演出は無く、
ゆっさゆっさと揺れる神職さんのお祓いに、
体が持っていかれそうになるのをじっとこらえるので精一杯だった。
途中、自らも祈願するよう促され、とっさに手を合わせて出た言葉は
「これまでの人生に感謝しています。ありがとうございました。」
・・これじゃただのお礼参りか?
恐る恐る目線を戻すと、尚も温かい眼差しの神職さんに、
顔から火が出そうになった。

無事に?お祓いも終了し、気を取り直して引いたおみくじは「大吉」。
『災い去り、福徳集まり。人の助けをうけて喜事があります・・
 恋愛、幸福あり。』
思わずにんまり。
おみくじを何度も何度も読み返し、大切にお財布にしまった。
こうして迎えた、私の厄年。
さて、あの祈願が吉と出るのか、どうかしら・・。