タフネゴシエイター

  1125日のTHE TOP LINEは今年3月に東証に上場したカルビーの松本晃会長。

 1999年にジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人の社長になり、2009年からカルビーの会長に就任されました。物事を理論的にシンプルに考え、戦略を立て、変えていく、自らを「タフネゴシエイターです」と言い切る、とても迫力のある会長です。

 

 ポテトチップスなどのスナック菓子で国内トップシェアを誇るカルビー。これからの成長のキーワードは「海外」と「非ポテト」。

 現在3%ほどの海外売上高比率を、10年で全体の3分の1にまで引き上げるとのこと。

 海外戦略の成功のポイントは①コスト②パートナー③ローカライゼーションだそうです。まずは北米市場・中国・アジア(韓国・タイ・香港・台湾)から攻めます。来年の3月までを第1フェーズと位置づけ、展開する地域で基礎をかためます。「各地域のパートナーと詳細まで詰めて確実に利益を上げられる契約を結ぶ」タフネゴシエイター松本会長の腕の見せ所ですね!来年の4月以降は第2フェーズ、ヨーロッパ・ロシア・オーストラリアなどでの展開も視野に入れているようです。

 

 「非ポテト」については、現在のジャガイモに頼っている状況を打開し、将来的にはコーンなどの「非ポテト」の商品を5割にまで高めたいといいます。ペプシコ傘下のジャパンフリトレー(ドリトスやチートスでお馴染みですね)との統合で商品群を拡充していますが、「今の3倍くらいまで成長してもらわないと」とのことです。

 

 松本会長の考える“企業のありかた”も明確です。企業として重んじるべきことの優先順位をつけるとしたら①顧客・取引先②社員の家族③コミュニティー④株主。「企業は株主のものです」とは良く聞く言葉ですが、優先順位のトップに株主を据えると、企業として果たすべきことがぼやける可能性があるということでしょうか。顧客や取引先が喜ぶものを提供することが、結果として株主の喜びへとつながる。株主に求めることは「しっかり監視し、もの言う株主であってほしい。ものを言うことでサポートし、しっかり愛してほしい」と話していました。