スミスの本棚   『 みうらじゅん さん  』

山田五郎さんからバトンを渡されたのは、

飲み友達だという みうらじゅんさん。

 

とってもシャイな方でした。

真面目な中にも、くすっとユーモアを散りばめる天才ですね。

 

 

待ち合わせは、みうらさんが昔からよく足を運んでいたという

新宿にある 太宗寺(たいそうじ)。

(普段は取材NGだということですが、みうらさんならと。 さすがです・・)

 

というわけで、8月の猛暑日。

閻魔大王の目前で( ↓ 2人の後ろにいらっしゃいます )

したたる汗を拭いながら 「仏像と地獄」談議が行われたのでした。

 

 

 「マイブーム」 という言葉を世に送り出した みうらさん。

 

マイブームというフレーズだけが 一人歩きしてしまった・・

大切なのはブームの中身なんだと、悔しそうな表情。(サングラスの奥で)

 

『 昔から、世の中の流れとやや違うものに興味を持ち(それがマイブーム)

  皆が気付いていない素晴らしさを、世の人に伝えたかった。

  それが自分の職業ではないかなって。 』

 

 

小学生のみうら少年、第1弾マイブームは 「仏像」 でした。

 

怪獣が大好きだった少年は、初めて仏像の写真を見た時

顔や手が沢山ある仏像(明王など)の、その荒らぶる感じに興奮したそうです。

小学4年生頃から「お寺」に通いだし、将来の夢は なんと「住職」。

ついには、中・高6年間、仏教の学校に通ったというから、

その興味の枠は、もう「ブーム」の範疇を超えていたのですね・・。

 

『 仏教とか仏像の世界って、すごく面白くてカッコいい世界なので、

  もっと分かりやすく皆に説明できないかなと思って・・・ 』

  

20年ほど前から、仏像について本や連載で紹介し、

最近も「マイ仏教」という本の中で、みうら×仏教=独特の世界観

を表現しています。

 

そのみうらさんお勧めの1冊は・・  こちら。

 

 

    『 地獄めぐり 』        山本健治  著

 

地獄は本当に存在するのでしょうか?

するとしたら、どんな罪を犯した人が、どんな地獄に落ちてしまうのか・・

その疑問に答えてくれる1冊。

 

この本に描かれる地獄は、とても細かく分けられていまして、

その数なんと128地獄。

きっと、私もあなたも いずれかの地獄に落ちてしまうのです。

( 蚊を殺しただけでも GO TO HELL!地獄行き決定なのです )

「自分の地獄はどれかなー。」 なんて

興味本位で調べてみるのも楽しいかも(?)しれません。

 

ただ・・

多少の覚悟をもって、ページは開いて下さい。

そこに描かれる地獄の世界は、読み進めるのが苦痛になるほど

悲惨な仕打ちの連続。(私は途中で気分が悪くなってしまいました・・)

 

みうらさんは、この『地獄』という概念を

仏教の「因果」と関連付けて教えてくれました。

先祖から今まで、全てが繋がっている。

今日の結果は、実は遥か昔からの因果であるということに気が付けば

目先の結果に一喜一憂することなく、もっと楽になるのでは・・

 

ふむ。 ふむ。 (私にはちょっと難しかった・・かしら)

 

 

最後に、「仏教の真髄とは?」  聞いてみました。

 

みうらさんが影響を受けたのは、仏教のこんな考え方だそうです。

 

『 全てのものはない(無い) 』

 

 

 全ては空であるということは、生きるヒント。

 常に空であれば、あらゆる「苦」からも逃れられる。

 無の境地に達することができれば、世の中楽に生きられますよ。

 

 

合掌 !