スミスの本棚 『漫画家・作家 内田春菊さん』

作家・詩人 ねじめ正一さんからのご紹介。

 

漫画家の内田春菊さんです。

 

なんと内田さん、出身は長崎県! 

私と同じ故郷ということで、地元話でも盛り上がりました。

 

内田さんといえば・・・

男女の性についての衝撃的な作品も数多く、

そこに潜む人間の心理を鋭く突いた作風は、

独特の世界観を持ち、読む人をひきつけます。

 

( ↓ ) いつもこんな風に、漫画を描いているんですね 

 

 

そんな内田さんの、仕事場も兼ねたご自宅にお邪魔しました( ↓ )

 

しっとりとした紫の着物姿で出迎えて下さった内田さん。

そして、なんとこのインタビュー場所のすぐ左隣には

可愛らしいお子さんが(夏休み中)終始こちらを見守っている・・

そんな何とも不思議な雰囲気の中で、インタビューは始まりました。

 

 

内田さんが紹介して下さった本は、写真でも手にしている こちら。

 

     【  迷惑な進化  】     シャロン・モアレム 著

 

 

「 なぜ人間は病気の遺伝子をもっているのだろう・・ 」

「 人の進化の過程で排除されなかったのはなぜ? 」

 

病気の存在理由 というユニークな視点から

人類の進化を、斬新な切り口で大胆に考察する本。

 

確かに。

言われてみれば、そうですよね・・

優れたものだけが残る、とまでは言いませんが、

少なくとも、体にとって迷惑な遺伝子は排除されて

きているのではないか・・そう思い込んでいた私。

一気に、その迷宮の世界に入り込んでしまいました。

 

「 抜群に面白い!」 読んだスタッフも 皆声をそろえます。

 

そもそも著者は、

自身のおじいさんが 「献血で血を抜くと体の調子がいい」

という体験を不思議に思い、「血中の鉄分は多い方がいい?」

という疑問を、歴史を遡りながらひも解いていきます。

 

 

 

他にも、

  《 コレステロールは日光浴で減る? 》

  《 糖尿病は氷河期の生き残り? 》

  《 親がジャンクフード好きだと子供が太る? 》

 

目次だけで ワクワクしてしまいますよね。

 

ただ、これらの仮説。

もちろん、生物・医学的に完璧に検証・解明されたものばかりではなく、

専門家は首をひねるものも多いでしょうし、

やや勇み足では? そう思える内容も含まれています。

 

『 冒険とロマンに満ちたメディカル・ミステリーツアーへ、ようこそ 』

 

こう著者が記していますが、

まさに、謎と奇跡・医学と伝説・・・私たちの体の細胞一つ一つに

込められたロマンの歴史を堪能する読み物として

受け止めるとGOODでしょう。

 

 

内田さんは、こんなことも話して下さいました。

 

『 私が遺伝子に興味を持ったのは、

  たぶん自分が親からひどい目にあったという記憶があり、

  どこから生まれて、誰に似たんだか・・・そう言われ続ける中で

  遺伝・遺伝子というものに興味を持ったのではないかな 』

 

 

本についてもう一点。

著者がこの本でタッグを組んだ人物 「ジョナサン・プリンス」

クリントン元大統領のスピーチライターとして有名な方です。

内容の面白さに、人をひきつける表現方法が組み合わさることで

読む手が止められない、渾身の一冊に仕上がっているのですね。 

 

 

こんな素敵な、漫画バージョン「森本智子」を描いて下さいました。

( こんな風に色気があるといいのですが・・ )

 

早速、家に飾らせて頂きます☆

 

これからも、その大胆な発想と鋭い考察で

世間をあっと言わせるような作品を、楽しみにしています。

(ぜひ。 長崎県人会も、やりたいです!)