映画監督・吉田大八さんからのご紹介。
( もちろんご存知の方も多いと思いますが )
「明和電機・・?」 という方へ。
普通の企業の社長を想像してはいけませんよ。
明和電機とは、創造的でユニークな楽器を製造し、
それを用いて世界中でライブ活動を行っている
芸術パフォーマンス集団なのです。
この方が( ↑ ) 土佐さん!
トレードマークになっているこのブルーの制服(中小企業風)で、
ライブ活動も行います。
今回のインタビュー場所は、楽器の製作をしている会社の倉庫。
土佐さんの後ろに並んでいるのは、実は全て楽器なんです。
( ドラム・ベース・木琴・ピアニカ・・・本格的な音色が楽しめます )
来年20周年を迎える 明和電気。
これまでで一番の売れた商品が、こちら。
『 オタマトーン♪ 』
トロンボーンのような奏で方をする電子機器。
大ヒットしました。 ( 口をパクパクさせてビブラート。 )
自分の哲学を製品に落とし込む、芸術家・クリエーターという一面。
それを多くの人に評価してもらい、市場に流通させることに熱をあげる
ビジネスマンという一面も。
そんな土佐さんが、
「 生き方を 自分と重ね合わせてしまう・・ まさに師匠。 」
と絶賛するのが、映画監督の ジョージ・ルーカス 。
今回お薦めして下さった本は
「スター・ウォーズ」を世に生み出した ジョージ・ルーカスの半生をつづった1冊。
今でこそ、映画史を塗り替える大ヒットとしてあがめられ
多くの「スター・ウォーズ」信者も存在するという、この映画。
実は・・・
「スター・ウォーズ」誕生の裏には、知られざる光や闇があったのです。
ジョージ・ルーカスの驚くべき半生と共に
スターウォーズ誕生までの歴史を ひもといていきます。
人付き合いが苦手で、引きこもりがちの「漫画オタク」だった少年が、
不良時代に交通事故で、死の危機を体験したその時に、
目的を持って生きることに目覚め
映画を撮ることを決意します。(まるで映画の脚本のようです・・)
そこからの、彼の怒涛の突破力は すごいの一言。
先見性のある考察力、判断力、決断、 全てがこの本の見所です。
『 自分の目的は何か。
そのためには、何をどのような手段で、成すべきか・・ 』
彼の足跡を辿ることは、
これからビジネスを起こそうと考えている若者、
迷いの只中にいる人にとって、きっと大きな示唆を与えてくれると思います。
特に印象的だったのが
その頃、価値があるとは考えられていなかった「マーチャンダイジング」
キャラクターグッズ、DVD等の版権に注目し、権利を獲得すべく
契約をしっかり結んでいた・・という
ビジネスの先見性。
『 ビジネスチャンスやヒットの芽は、
誰も気がつかない場所にあるんだっていうことを改めて感じた。』(土佐さん)
先日、「ディズニー」が「ルーカスフィルム」を買収
というニュースが、飛び込んできました。
『 自分が創った世界観を、次のシステムに渡し、
後世もずっと世界に残していけるか・・という次のステップに
行こうとしているんですよ。 』 (土佐さん)
『 なるほど・・』 (森本)
『 僕も考えるんです。
明和電機をどう残すべきか・・。』 (土佐さん)
これから、ディズニーのプラットフォームの中で
スター・ウォーズが、どのように輝き続けていけるのか。
( 「エピソード7」 製作も既に決定しています )
それから、明和電機の今後の行方からも、目が離せません☆